家を購入する際の4つの注意点とは? このポイントは外せません。

「夢のマイホーム」という言葉があるように、家を買うために貯金に励んでいる方も多いでしょう。
しかし、家の購入に関わるトラブルは少なくありません。
そこで今回は家を購入する際の注意点や気を付けるポイント、タイミングなどをご紹介します。
一口に「家を購入する」といっても、その方法や物件はさまざまです。
どれが正しいということはありませんが、自分のライフスタイルに合った方法やタイミングで家を購入することが大切でしょう。
家の購入を考えている方はこの記事を読めば、住宅購入をする際の選択肢が増えるかもしれません。

1.住宅購入する際の注意点や抑えておくべきポイントとは?

まず始めに、家を購入する際に確認しておくことや気をつけたいことをご紹介します。
家を購入するという方が忘れてはいけないことはなんでしょう?

1-1.家の種類のメリット、デメリットを把握しておく

一口に住宅購入といっても

  • 新築の注文住宅
  • 新築の建売住宅
  • 新築のマンション
  • 中古の一戸建て
  • 中古のマンション

の5種類があります。
どれにもメリットとデメリットがあり、ライフスタイルや家族構成によっても向き不向きがあるでしょう。
ですから「最初からこの方法しかない」と決めつけて家を探すのでなく、いろいろな購入方法を考えてシミュレートしておいてください。
家は大きな買い物です。
購入してから「こんなはずではなかった」と後悔しても買い直しはできないケースが多いでしょう。

1-2.家を建てる場所のメリットデメリットも考えておく

家を建てる際、周囲の環境は無視できません。
騒音や悪臭を出す施設がないか、治安は安全か、子供の進学先は充実しているか、などチェックすべき項目は多いでしょう。
この他にも、「既存の住宅街」と「新興住宅」という選択肢があります。
既存の住宅地は、ご近所さんが皆顔見知りという所も多く、治安の不安は少ないです。
しかしその反面、新しい住人が受け入れられるまで時間がかかることもあるでしょう。
新興住宅地は、一斉に入居が始まる場合も多く、世代が近い人同士がご近所になることも多いです。
子供がいる場合は友達ができやすくご近所づきあいも気楽な反面、何かトラブルが起きた際は責任の押し付け合いになるケースも少なくありません。
どちらのメリットデメリットも把握しておき、家を建てる場所を選ぶことが大切です。

1-3.予算は多めに用意しておいた方が良い

今は頭金0でも家を建てられる時代です。
しかし、できればある程度まとまったお金を用意しておいた方が、家の購入がスムーズにいきます。
特に注文住宅で家を建てる場合は、土地の場所や状態によって予想よりも予算がかかることも多いでしょう。
少ない予算でも素敵な家を建てることは可能です。
しかしその為には、相応の努力も必要。
「このタイミングで家を建てたい」という明確な目標がある方は、それまでにまとまったお金をためておきましょう。

1-4.家を衝動買いしてはいけない

世の中には、条件の良い家が低価格で売り出されるケースもあります。
そのような物件は「掘り出し物」と呼ばれ、人気が高いです。
しかしこのような物件は年に1~2件出れば多いほうでしょう。
めったに出ないからこそ「掘り出し物」なのです。
その他の物件はやはり価格に見合ったものでしょう。
一見すると価格の割に良い物件があっても、何かしらの欠点があるものです。
不動産業者の中にはその欠点を巧みに隠して売る所もあります。
家は絶対に衝動買いしてはいけません。
業者や家族と綿密に打ち合わせてから、購入を決めてください。

2.満足する家を選ぶポイントとは?

では、家族全員が満足できる家を選ぶポイントとはなんでしょうか?
この項ではそれをご紹介します。

2-1.家族全員で譲れないポイントを出し合う

家を買う際、家族の中で誰かひとりだけの意見を優先させてしまうと、他の家族の不満が残るでしょう。
また、夫には必要性がわからない設備も、妻から見れば必須ということもあります。
家を建てる際は必ず家族で譲れないポイントを話し合いましょう。
その中で、取捨選択をしていくことが大切です。

2-2.10年後のことを考える

今が使いやすい家でも、10年後には使いにくい家になっているかもしれません。
特に子供が大きくなったり、自分たちや両親が65歳以上になる家族は、10年後のことも考え家を選びましょう。
たとえば、必要になった際に大きな部屋を個室にできる家や手すりなどをすぐに取り付けられる家を選べば、変化が合ってもすぐに対応できます。
また、家族構成が変わりいずれは夫婦2人だけで住む可能性が高い場合は、広すぎる家を購入するともてあますかもしれません。

3.家を購入するタイミングとは?

では最後に、家を購入するタイミングについてご紹介します。
「この時期に買わなければならない」という決まりはありませんが、人生で家を買いやすいタイミングは確かにあるのです。

3-1.子供が生まれる時

子供が生まれる時というのは、家族の構成がある程度決まる時期でもあります。
また、賃貸住宅では落ち着いて子供が育てられない、という方もいるでしょう。
家を購入するには良いタイミングのひとつです。
しかし、子供が生まれるタイミングで家を買ってしまうと、契約や引っ越しに出産が重なって大変になることもあります。
また、子供の就学環境が今ひとつ把握しにくいということもあるでしょう。
周りに子育て中の方が多く住んでいる地域がおすすめです。

3-2.子供が小学校に上がる時

子供の小学校入学に合わせて家を買う方も多いです。
このくらいの年齢になると就学環境も把握しやすく、「ここならば子供の教育に良い」という地域もわかってくるでしょう。
また、家族構成がよりはっきりと分かってくるので、住み心地の良い家を造りやすい時期でもあります。
ただし、子供が複数いる場合はどの子の就学時期に合わせるかをきちんと考えておきましょう。

3-3.定年に合わせて

定年の時期は最後に家を買うチャンスです。
今まで住んでいた家をいったん売却して、夫婦2人で住みやすい家を買う方もいるでしょう。
ローンが通りにくいというデメリットもありますが、退職金と貯金を利用して一括で買うという方法もあります。
年をとればどうしても体が弱り、古い家では暮らしにくくなるケースが多いです。
バリアフリーの小さな住宅を造れば、大病をしない限り高齢になっても自立して生活できる可能性が高まるでしょう。

4.おわりに

いかがでしたか?今回は家を購入するポイントや注意点、そしてタイミングについてご紹介しました。
まとめると

  • 家は衝動買いしてはいけない
  • ある程度まとまったお金を貯めておいて、家族全員で話し合って家を造ることが大切
  • 購入できる家の種類やメリットデメリットも把握しておこう

ということです。家にこだわりがある方は、長い間「こんな家を造りたい」という希望を胸に抱いていた人も多いでしょう。
しかし、希望通りの家が住みやすい家とは限りません。
また、年代によって住みやすい家の形も変化していきます。
家は一度購入したら、20年~30年は住み続けなければなりません。
家族全員の意見を聞き、皆が住みやすい家を造ることが大切です。
その為には、いろいろな家を見て回ることも必要でしょう。
まずは資料を取り寄せたり、住宅展示場に見学に行くことから始めてみてください。