
引越し費用を節約したい方必見! 自分で行う引越しのやり方とは?
新大学生や新社会人など、4月から始まる新しい生活に先駆けて、引越しを計画している方も多いことでしょう。しかし、まだ学生の方などは、あまりお金を使いたくありませんよね。できることなら、引越しも自分でやりたいと思っているのではないでしょうか。
そこで、今回は自分で行う引越しのやり方について中心にご紹介いたします。
1.引越しを自分でする際の手順とは?
1-1.ものを減らしておく
引越し前まずやっておきたいのが、不用なものを減らしておくことです。引越し業者に依頼するならいざ知らず、自力で引越しをするのならば運搬や運び入れも自力でしなければいけません。
労力を極力抑えるためには、なるべくものを減らすのが大切なのです。
また、引越しに合わせて家具や家電製品を買い直すのもテクニックの1つ。運搬を業者がやってくれますから手間が省けますよ。
1-2.荷物を仕分けする
ものを減らしたら荷物の仕分け作業に入ります。たとえば、食器類は食器類。衣類は衣類のように分けましょう。
仕分け作業をする必要性は主に2つあります。
1つ目は『こん包の作業効率を上げる』こと。同じ種類のもをまとめてこん包することで、スペースの無駄をなくすことができるからです。これが、書籍と衣類や、食器類とインテリアなどのようにばらばらだと、うまくこん包できません。
2つ目は『引越し後の作業効率を上げる』こと。同じ種類に分けられていれば、どこに何があるのかを把握しやすくなるはずです。
1-3.荷物をこん包する
仕分け作業が終わったら、実際にこん包していきましょう。こん包には引越し専用の段ボールを購入するのがおすすめ。というのも、普通の段ボールよりも強度があるためです。
こん包作業で気を付けてほしいポイントは緩衝材。衣類などならば問題ありませんが、割れやすいものには必ず専用のエアークッションやウレタンマット、発泡スチロールなどで保護してあげましょう。
特に、テレビやデスクトップパソコンなどの重量が大きな精密機械は十分に配慮が必要です。食器類やインテリア、照明器具あたりならば、新聞紙などで代用してもかまいません。ただし、リスクは高くなるので注意して運びましょう。
1-4.家の掃除
引越しをする方のほとんどが賃貸からの引越しのはず。そうなると、退去時に掃除を行わなければいけません。いわゆる『原状回復』と呼ばれる作業ですね。
掃除しなくてもかまいませんが、その場合は敷金からハウスクリーニング代などが引かれてしまいます。お金が返ってこないので、なるべく自分で行った方が賢明です。
1-5.転出届・転居届の手続きを行おう
引越し先が決まったら、現在済んでいる地域の役所に『転出届』を提出しましょう。
転出届は引越しの14日前から提出できることになっています。ぎりぎりになって焦ることがないよう、なるべく早めに提出しておきましょう。
ただし、転出届は対前提として『引越し先の住所が分かっていること』が必要。必ず引越し先を決めてから役所に行きましょう。
転出届を出すと『転出証明書』と呼ばれる書類を発行してもらえます。転出証明書は転入手続きを行う際に提出することとなるので、しっかりと保管しておきましょう。
ちなみに、転入届の提出が未提出のままになっていると、罰金に処される可能性もあります。新しい家に引越したら、出来るだけ早く転入手続きを行いましょう。
1-6.水道・ガス・電気の手続き
引越しをしても、ライフラインが通っていなければ生活することはできません。引越しの1週間前にはそれぞれの会社に連絡を入れ、契約をしておきましょう。
特に早めに終わらせておきたいのがガス会社です。ガスを通すには立ち会い検査というものを行う必要があるため、ぎりぎりになって連絡を入れると引越し当日に間に合わないこともあり得ます。
2.不用品の処分方法
引越しでは不用品が必ず出てきてしまうはず。そこで、この項目では、不用品の処分方法についてご紹介します。
1.自治体に回収してもらう
真っ先に思い浮かぶ処分法といえば、やはり自治体に回収してもう方法でしょう。
家庭ゴミの範囲内の不用品の場合、ゴミ袋に入れて集積所に出すだけですから、最もよい処分法といえます。衣類や小型の家具を処分する際に利用するとよいでしょう。ただし、家具を出す際には分解しておかないと回収してもらえませんので注意してください。
また、粗大ゴミや家電リサイクル法の対象製品を処分したいような場合はあまりおすすめできません。なぜなら、面倒な手続きが必要だからです。ほかの方法を試しましょう。
2.不用品回収業者に回収してもらう
自治体回収では労力や手間が掛かって面倒なことが珍しくありません。もっと楽に処分したいという方も多いはずです。
そこで、おすすめするのが、不用品回収業者。不用品回収業者は電話やインターネットから簡単に依頼できますし、運び出しなども作業員が行ってくれるので手間が掛かりません。しかも、品物の状態によっては買い取ってくれることもありますので一石二鳥ですよ。
3.リサイクルショップに買い取ってもらう
リサイクルショップに売却する方法もあります。売却するということは処分費用がないということですから、お得な処分方法といえるでしょう。ちなみに、買い取り相場は定価の『10%~20%』程度といわれています。
ただし、『買い取ってもらえないと二度手間になる』というデメリットも忘れてはいけません。リサイクルショップは転売するわけですから、売れる価値があるものしか買い取ってはくれないのです。たとえば、電源の入らない洗濯機やテレビなどを買い取ってくれることはないでしょう。また、普通に使えるものでも、見た目が汚れていたり破損していたりすれば、値段が付かないこともあるはずです。
こうなると、せっかくリサイクルショップへ持ち込んだのに、また家に持ち帰る羽目になってしまいます。リサイクルショップを利用する際には、なるべく確実に売れるものを選びましょう。
3.不用品回収業者を選ぶ際の注意点
やることは同じなのだから、どの業者を選んでも変わらないだろう。そんな考えから適当に業者を選ぶ方がいるようですね。
しかし、需要の増加に伴って、悪徳業者も増えてきています。ですから、トラブルに巻き込まれるのを防ぐためにも、しっかりとした業者を選ぶように心がけなければいけません。
では、どのような点に注意すれば良いのでしょうか?
3-1.所在地が明らかな業者を選ぶ
一番選んではいけないのが『所在地が不確かな業者』です。所在地が不確かだと、仮にトラブルに巻き込まれてもクレームを入れることができません。ですから、業者を選ぶ際には、必ず所在地を確認してください。
3-2.古物商の許可を持っているかどうか
業者として中古品を売買するには『古物商』の許可を受けていなければいけません。古物商の許可を得ずに売買する業者は違法業者です。ですから、古物商の許可があるかどうか、必ず確認しましょう。
確認方法は『古物商許可番号データベース』を利用するのが便利です。ホームページに記載されている個別番号を入力すれば、本物かどうかはすぐに確認できます。ホームページに古物商の番号が載っていなければ、そもそも違法業者なので避けましょう。
まとめ
いかがでしたか?
今回は引越しのやり方についてご紹介しました。
- 引越しを自分でする際の手順とは?
- 不用品の処分方法
- 不用品回収業者を選ぶ際の注意点
引越しは新しい生活を始める大事なタイミング。ケガやトラブルなく、お得に引越ししましょう。