
お風呂のリフォームを考えている方必見! その種類とかかる費用とは?
お風呂は家の中でも比較的寿命が短く、リフォームされることの多い場所です。また、浴槽も使う人のニーズに合わせていろいろな種類があるため、介護やよりリラックスできる空間を求めてリフォームすることもあるでしょう。その一方で、今の浴室が使いづらいけれど、リフォームするタイミングや予算が分からず悩んでいるという人もいると思います。
そこで、今回はお風呂や浴室のリフォームをするタイミングや浴室の種類・費用の相場などを解説しましょう。
この記事を読めば、リフォームするタイミングや費用の相場もよく分かります。浴室リフォームを考えている人は、ぜひ読んでみてくださいね。
1.お風呂の種類について
日本の浴室は、現在のところ以下のような種類があります。
- ユニットバス(システムバス):工場で部品一式を製造し、施行場所で組み立てる方式の浴室。浴室の主流
- 半ユニットバス:浴槽など一部をユニットバスにして、そのほかは施主の希望通りにオーダーメイドする方式の浴室。オリジナリティーあふれる浴室を作ることが可能
- オーダーメイド:施主の希望通りに浴室を設計するスタイル。浴室にこだわりのある人向け
現在、私たちが浴室と聞いてまず思い浮かべるのが、ユニットバスでしょう。規格が統一されている分安価で高性能、浴室で水漏れが起こり、家屋に影響を及ぼす可能性も低いのが特徴です。一方、半ユニットバスやオーダーメイドの浴室は、自分が希望したとおりの浴室を作ることもできます。ただし、費用が高くメンテナンスが難しいというデメリットもありますので、よく考えて決断しましょう。
2.最新のお風呂はこんなにすごい
30年ほど前まで、日本のお風呂はガスバランス釜のものも多く、温度調節が難しくて、追い焚きも満足にできないものも珍しくありませんでした。また、昔の浴室はタイル張りで冷たく、カビも生えやすくメンテナンスも大変です。一方、最新の浴室は水はけがかなりよくなり、使用後30分もたてば乾いてしまいます。また、スイッチ一つで適温のお湯が張れるシステムや、浴室用の冷暖房が備え付けられているものも珍しくありません。メンテナンスも簡単で、カビ等も生えにくくなりました。
3.浴室のリフォームについて
この項では、浴室リフォームの種類やそれぞれにかかる費用などを解説します。どのようなリフォームがあるのでしょうか?
3-1.フルリフォーム
フルリフォームとは、浴室を全面改装することです。30年以上前に主流だった古い浴室をユニットバスにしたり、逆にユニットバスをフルオーダーの浴室に変更することもできます。従来工法の古いお風呂をユニットバスにする場合は130万円前後、ユニットバスをフルオーダーの浴室に変える場合は、150万円~が相場です。
3-2.ユニットバスの入れ替え
ユニットバスも毎年のように進化していっています。ユニットバスを総入れ替えするリフォームも珍しくありません。フルリフォームに近いものがありますが、フルリフォームより工事期間が短く、費用も50万~100万円が相場です。
3-3.浴槽だけ入れ替え
浴槽だけ入れ替えるリフォームもあります。伝統的な日本の浴槽は深さのある正方形のタイプで肩までつかることができますが、高齢者や幼児は使いにくいものです。そのため、現在の主流である浅く体を伸ばして入ることのできる浴槽につけかえるリフォームも行われています。また、よりゆったり入浴できるように大きな浴槽と入れ替えるリフォームも可能です。費用は、数十万~50万円前後が相場になります。
3-4.介護リフォーム
高齢者など介護が必要な人が家族にいる場合、浴室に手すりをつけたり、段差をつけた浴槽に交換するなどのリフォームをすることもあります。介護リフォームの場合は自治体から補助金が出ることもありますので、リフォームを行う前に相談してみましょう。
3-5.リフォームできない浴室はあるの?
浴室のリフォームは、ほとんどの住宅で行うことができます。マンションでも問題ありません。しかし、浴室の造りによってはリフォームの種類が限られることもあります。詳しくは業者と相談しましょう。
4.お風呂のリフォームを行う方法
この項では、お風呂のリフォームを行うまでの流れを解説します。ぜひ、参考にしてください。
4-1.お風呂のリフォームにかかる総額
浴室のリフォームには、資材の代金や工事費がかかります。ユニットバスが比較的お手ごろ価格なのは、工場で大量生産が可能だからです。そのため、フルオーダーの浴室を作る場合は、ユニットバスの2~3倍の値段になることも珍しくありません。その一方、介護リフォームは需要の増加によって種類も増え、価格も低下傾向にあります。浴室に手すりを付けるなど簡単なリフォームの場合は、10万円前後で行えることもあるでしょう。
また、洗面所・トイレ・給湯器交換などとセットで工事を行えば、1か所当たりの工事費が割引になることもあります。
4-2.費用を安く抑えるコツ
ユニットバスは、毎年のように新製品が発売されます。新製品が発売されると、旧製品は型落ち品として少し安くなるので、そのようなものを利用すれば工事費が下がるでしょう。また、全面リフォームではなく浴槽の交換だけなら、50万円未満で行えます。浴室のリフォームは全面が多いのですが、本当に必要なリフォームだけを行えるよう、業者と話し合いを重ねましょう。
4-3.工事にかかる期間
ユニットバスの交換や、浴槽の交換だけならば、平均して3日あれば可能です。古いタイル張りの浴室をユニットバスに交換する場合は、土台をコンクリートで作る基礎工事を行わなければなりません。そのため、1週間程度は見ておきましょう。ユニットバスをセミオーダーやフルオーダーの浴室にリフォームする場合は、1か月はかかると考えておいてください。これはあくまでも目安であり、家の造りや工事を行う時期などによって日にちが伸びたり、逆に早めに終わったりすることもあります。
4-4.業者の選び方
お風呂のリフォームは、リフォーム専門業者や建築業者などが行います。今は、家電量販店やホームセンターなどでも浴室のリフォームを取り扱っているので、選択肢は豊富です。業者を選ぶ際、値段を基準に選ぶ人も多いと思いますが、アフターケアの充実さなども考えて選びましょう。リフォーム相談会などに参加したり、数社から見積もりを取り、比較してみるのもおすすめです。
5.お風呂のリフォームに関するよくある質問
Q.ユニットバスの寿命はどのくらいなのでしょうか?
A.毎日使用していれば、15~20年程度で寿命がきます。
Q.一般住宅で、露天風呂などを作ることは可能ですか?
A.不可能ではありませんが、費用等がかかるうえ、目隠し等の工事も必要になります。
Q.介護リフォームの補助金はどの位出るのですか?
A.収入やリフォームの程度によって異なります。詳しくは、自治体の福祉課などに問い合わせましょう。
Q.リフォームの目安はありますか?
A.お風呂の汚れが落ちなくなった、使いにくいことが多くなったなどをひとつの目安にしましょう。
Q.お風呂のリフォームに適した時期はありますか?
A.夏はお風呂に入れないとつらいので、春や秋がおすすめです。
6.おわりに
いかがでしたか? 今回はお風呂のリフォームについて解説しました。お風呂のリフォームは種類も多く、どこまで行えばいいのか悩むことも多いでしょう。そういう場合は、業者に相談するのが一番です。無料相談会などにも積極的に参加しましょう。