
インターホンの交換方法とは? タイミングや業者の選び方も紹介!
インターホンの交換をお考えではありませんか? 「壊れてしまった」「テレビモニターつきのものを取り付けたい」という理由でインターホンの交換を検討する人も多いはずです。防犯にも必要な設備であるインターホンは、時代とともに発展しています。最近は録画機能が搭載されたものなど、便利さを追求した商品が次々と発売されているのが現状です。この記事では、インターホンを交換する方法や選び方などを詳しくご紹介しましょう。
この記事を読むことで、インターホンの交換に関する情報が分かるはずです。ぜひ参考にしてください。
1.インターホンの交換について
まずは、インターホンの種類や交換時期などをご紹介します。
1-1.どんな場合に必要なのか?
インターホンはたいていの住宅に設置されています。玄関外部に設置される子機と、室内に設置される親機とで構成されており、玄関を開けることなく来客者と会話することが可能です。近年、インターホンは進化しており、単に来客を知らせるためのものとしてだけではなく、防犯を意識した機能がついたものなどが人気を集めています。空き巣被害が心配される場合などは、このようなインターホンが必要と考える場合も多いでしょう。
1-2.交換のタイミングについて
インターホンにもほかの家電と同じように寿命があります。一般的なインターホンの寿命は10~15年といわれており、このくらいの年数がたつと不具合が発生しやすくなるのです。交換を検討すべき症状には、具体的に以下のようなものがあります。
- 呼び出し音が鳴らない
- 通話ができない
- 雑音がする
- 会話が途切れる
- オートロックを解除できない
- 呼び出しボタンが押せない
1-3.種類
インターホンの交換を検討するにあたって、どのような種類があるか知っておきましょう。
1-3-1.インターホン
呼び出し機能と通話機能だけのものをいいます。親機に受話器がついたタイプのものとハンズフリータイプのものがあり、機能がシンプルなため価格も比較的安いのが特徴です。
1-3-2.テレビ機能つきインターホン
門扉や玄関に設置される子機に、カメラ機能が搭載されたものです。室内で訪問者を確認してから対応したい人におすすめのインターホンとなっています。通常のインターホンと同じように、親機に受話器がついたタイプとハンズフリータイプのものを選択可能です。
1-3-3.セキュリティー機能つきインターホン
テレビインターホンの機能にセキュリティー機能がプラスされたものです。防犯・火災・ガスもれ・水もれ警報、非常押しボタン機能、センサーライト機能など、プラスできる機能にはさまざまなものがあります。
2.インターホンの交換方法
インターホンを自分で交換する方法と業者に依頼する方法についてまとめました。
2-1.自分で交換する場合
自分で交換する方法や注意点をご紹介します。
2-1-1.メリットとデメリット
インターホンの交換を自分で行うメリットは、やはり「費用を抑えられる」という点でしょう。業者に依頼するよりも安く交換ができるため、自分で交換することを考える人も多いと思います。しかし、インターホンの種類によっては自分で交換できないものもありますし、失敗すれば結局は業者に依頼する必要性が出て余計なお金がかかってしまうこともあるでしょう。まずは、自分で簡単に交換できるタイプかどうかを確認する必要があります。
2-1-2.用意する道具
インターホンを自分で交換する場合、以下のような道具を用意してください。
- ドライバー
- ペンチ
- ニッパー
- カッターナイフ
- 絶縁テープ
- テスター
2-1-3.方法
電源プラグ式や乾電池式のインターホンであれば、自分で交換することもできます。基本的な手順は以下のとおりです。
- 子機と配線、取り付け枠を取り外す
- 新たな枠を取り付け、配線を接続する
- 新しい子機を枠に固定する
- 親機をコンセントから抜き、金具から取り外す
- 配線と金具を外す
- 新しい金具を取り付け、新しい親機に配線をつなぐ
- 金具に固定する
2-1-4.注意点
電源プラグ式か乾電池式以外のインターホンは、自分で交換できないため注意が必要です。電源プラグがなく機器に直接電源線を引き込む「電源直結式」のインターホンは感電の危険もあるため、交換には電気工事士の資格が必要になります。また、マンションのオートロックや電気錠などは管理組合や管理業者への相談が必要になるため、自己判断で交換しないようにしてください。
2-2.業者に依頼する場合
インターホンを業者に依頼するメリットやデメリット、依頼先などをご紹介します。
2-2-1.メリットとデメリット
インターホンの交換を業者に依頼するメリットは、家の構造に合わせて最適なインターホンを設置してもらえるという点でしょう。インターホンを設置するためにはさまざまな工事方法があるため、専門的な知識を持つ業者に相談することが一番です。回線工事などが必要な場合も対応できるため、新しいインターホンの選択肢も広がります。また、保証やアフターフォローが充実している業者に依頼することで、その後のトラブルにも対応してもらえるでしょう。デメリットは、費用がかかるという点です。大まかな相場を把握した上で、慎重に業者を比較する必要があります。
2-2-2.どこへ依頼するのか?
インターホンの交換は、インターホンの販売を行っている量販店や電気工事店などに依頼できます。ただし、マンションやアパートなどの集合住宅でオートロックや電気錠と連動している場合は、量販店などでは取り扱いができない場合がほとんどです。管理組合や管理業者に相談してください。
3.インターホンの交換・取り付け工事つき商品について
インターホンを交換するにあたって、取り付け工事つき商品について知っておきましょう。
3-1.取り付け工事つき商品とは?
取り付け工事つき商品とは、取り付け工事が込みになっているインターホンのことです。インターホンの商品代金にあらかじめ工事費用も含まれて販売されています。家電量販店などではインターホンを工事費込みの価格で販売していることが多いでしょう。
3-2.メリット
取り付け工事つき商品を選ぶメリットは、別途取り付け工事を依頼する業者を探さずに済むという点でしょう。また、インターホン本体だけを購入して取り付け工事を専門業者に依頼する方法に比べて、安く済む場合がほとんどです。購入と取り付けを一気に済ませることができるため、おすすめの方法といえるでしょう。
3-3.商品の選び方
インターホンを選ぶ際には、デザインはもちろんのこと機能をチェックすることが重要になります。家族構成や間取り、ライフスタイルなども考慮した上で、シンプルなインターホンにするのか、テレビ機能やセキュリティー機能は必要かなどを検討してください。当然、多機能になるほど商品の価格は上がります。予算に合った商品かどうかも考えて選ぶようにしましょう。
3-4.業者の選び方
インターホンの購入や工事を依頼する業者については、以下のポイントを参考にして選ぶとよいでしょう。
- 豊富な実績があるか
- 在庫数は十分であるか
- 電気工事士など工事に必要な資格を持つスタッフがいるか
- アフターフォローや保証がしっかりしているか
- 対応が丁寧でスピーディーであるか
4.インターホンの交換に関するよくある質問
「インターホンの交換を検討している」という人が感じる疑問とその回答をまとめました。
Q.インターホンが突然鳴らなくなってしまったときの対処法を教えてください。
A.まずは、室内親機のコードが抜けていないか確認しましょう。電池式の場合は電池を交換してみてください。改善されない場合は玄関子機に「故障中」という貼り紙をし、業者に修理の連絡をするか交換を検討しましょう。
Q.ワイヤレスインターホンとはどのようなものですか?
A.無線を利用して信号を送信するインターホンのことをいいます。配線工事を行わずに済むのがメリットですが、定期的な電池交換やメンテナンスが必要です。
Q.インターホンの人気メーカーにはどのようなものがありますか?
A.パナソニックやエルパ・アイホンなどが有名です。
Q.インターホンの交換にかかる費用はどのくらいが相場でしょうか?
A.価格相場は1~5万円程度です。インターホンの本体価格は種類によって差があるため、選ぶインターホンによって変わってくるでしょう。
Q.インターホンの交換を業者に依頼する場合、できるだけ安く済ませるにはどうしたらよいですか?
A.事前に複数の業者に無料見積もりを依頼し、比較して選ぶとよいでしょう。大まかな相場を把握できるため、おすすめです。
まとめ
いかがでしたか? インターホンの交換方法や業者に依頼するメリットなどをまとめてご紹介しました。インターホンは生活に必要不可欠なものです。故障してしまったとき、もっと高機能なものがほしいと思ったときに、スムーズな交換ができるようにしましょう。ぜひこの記事を参考にして、インターホンの交換について知ってください。