床下掃除は業者に依頼する方法がおすすめ! 費用や作業の流れを紹介

床下は意外とホコリや汚れが溜(た)まるため、定期的に掃除をしなければなりません。床下のホコリや汚れを放置した場合、害虫やカビの発生も起こり、床材にダメージを与えることがあります。自分で行う場合の掃除方法や、業者に依頼すべきケースなどを覚えておき、床下を常にきれいな状態で維持しましょう。本記事では、床下の掃除についてご紹介します。

  1. 床下の掃除は必要?
  2. 床下の掃除:自分で行う方法
  3. 床下の掃除:プロへ頼む方法
  4. 床下の掃除でよくある質問

この記事を読むことで、床下の掃除についてよく分かります。 汚れやホコリの蓄積により、床下が劣悪な環境になるのを防ぎましょう。

1.床下の掃除は必要?

床下の掃除は必要です。汚れる原因や床下の掃除が必要なケースなどを見ていきましょう。

1-1.床下は汚れている?

床下には、通気口があるものが一般的です。通気口からは、湿気・土・ホコリなどが侵入し、内部で蓄積していきます。床下の汚れは湿気と絡み合い、カビや害虫を誘発するでしょう。ウッドデッキなどを設置している場合、同じようにホコリやゴミが溜(た)まり、ウッドデッキを支える支柱などにもの劣化を招くものです。そのため、こまめに掃除をし、きれいな状態を維持するようにしなければなりません。

1-2.心配な害虫とは?

床下に発生しやすい害虫は、ゴキブリ・ハエ・シロアリ・ムカデ・ダンゴムシなど、さまざまなものがあります。また、害虫をエサとするネズミの発生も懸念されるでしょう。いずれも、病原菌を持ち込むものであるため、家や住人に多大な影響を及ぼす恐れがあります。

1-3.床下掃除をしたほうがいいケースとは?

汚れによって、床材にダメージが起こる場合があります。きしみやたわみなどの異常を察知したら、なるべく早めに掃除や点検を行いましょう。また、害虫の発生を確認した場合も同様です。被害が拡大する前に対処しなければなりません。床下の掃除をする目安は、入居から5年が経過したころです。新築の場合も、5年をめどに掃除を実践してください。

2.床下の掃除:自分で行う方法

床下の掃除を自分で行う場合の手順や注意点などをまとめました。

2-1.床下の汚れ:チェック方法

床下の状態は、点検口や通気口から確認することができます。点検口はキッチンなどに設置されていることが多いものです。もしくは、床下収納を取り外すと、床下が確認できる場合があります。通気口は屋外にあり、格子で覆われた形状になっているのが一般的です。格子のすき間から懐中電灯などで明かりを照らし、目視でチェックしてください。

2-2.床下の掃除は自分でできるのか?

床下は手が届かない場所が多いのに加え、障害物などもあって狭い空間です。自分で掃除をする場合は安全を考慮し、見える範囲の掃除に留(とど)めておいたほうがいいでしょう。奥まった場所や広い範囲は無理をせず、業者に依頼したほうが安心です。

2-3.掃除手順

2-3-1.用意するもの

床下掃除の際は、肌の露出を控え、汚れてもいい服装にしてください。用意するものは、懐中電灯・掃除機・ほうき・ちりとり・軍手・ゴミ袋などです。ホコリなどを吸引しないよう、マスクを装着してください。害虫駆除を行う場合は、殺虫剤があると便利です。掃除機は、ハンディータイプのものが使いやすいでしょう。

2-3-2.入れるところだけを掃除する

2-2でご紹介したとおり、床下は空間が限られています。障害物でケガをする恐れもあるため、入れるところだけを掃除するようにしましょう。

2-3-3.ルンバを使う場合の注意点

ルンバは自走式の掃除機で、すき間の掃除に適しています。しかし、床下は狭いのに加え、予期せぬ突起物もあるでしょう。そのため、ルンバが自走して奥に進んでも、戻ることができない場合もあります。使用時は、ルンバが往復できる環境かどうかを確認して使うことが大切です。

2-4.床下掃除の際は配管や水道栓に注意が必要

床下の配管は複雑に入り組んでいます。掃除をする際は、水道栓やボイラーに注意してください。誤って引っかけた場合、思わぬ事故が起こることがあります。ケガをする恐れもあるため、無理な作業は行わないようにしましょう。

3.床下の掃除:プロへ頼む方法

床下の掃除は、プロの業者に依頼したほうが安心です。費用や業者の選び方などをご紹介します。

3-1.こんなときはプロへ

広範囲の掃除が必要・作業空間が狭い・害虫やカビが大量発生しているなどの場合は、プロに依頼したほうがいいでしょう。大雨や台風などで床下浸水した場合も、床下にゴミやがれきなどが入り込んでいる可能性が高いものです。プロに依頼し、撤去してもらいましょう。

3-2.掃除の流れ

プロによる床下掃除は、以下の流れで行います。

  1. 現地調査で床下の状況を確認する
  2. ホコリやゴミの撤去
  3. 害虫駆除・防虫対策
  4. カビの発生を抑えるため、消毒作業を行う
  5. 床下の確認をし、作業完了

3-3.床下掃除の費用

床下掃除にかかる費用は、床下の状況・面積・掃除内容によって異なります。多くの場合、1坪あたり数千円程度の費用で算出するのが一般的です。害虫駆除やカビ対策などを入念に行う必要がある場合、金額が高くなる傾向にあります。現地調査を行ってもらい、見積もりで確認するようにしましょう。

3-4.業者選びのポイント

床下掃除を依頼する業者は、作業が丁寧で、実績豊富であることが重要です。現地調査をしっかり行い、正確な状況判断ができることもポイントになります。また、料金プランが分かりやすさも重要です。見積もりを無料で行ってくれる業者を選びましょう。床下掃除後は、こまめなケアが大切です。定期点検やアフターフォローが充実していることを確認しましょう。

4.床下の掃除でよくある質問

床下掃除に関する質問を集めました。ご一読ください。

Q.床下掃除を行うのに適した日とは?
A.気温が安定している春や秋で、よく晴れた日を選びましょう。雨天時は作業が進めにくいので避けてください。

Q.床下から室内に湿気が広がることはあるのか?
A.はい、あります。床下に浸水がある場合、湿気が室内まで充満してしまう可能性が高いでしょう。大雨の後などは注意が必要です。

Q.床下のカビを放置するとどうなるのか?
A.床下のカビは木材などを侵食し、室内までカビ菌が及ぶようになります。カビによってアレルギーを引き起こす恐れがあるため、放置せずに掃除をすることが大切なのです。

Q.床下で害虫を見つけた場合はどうすべきか?
A.害虫の中には素手で触れると危険なものもあるため、最初に殺虫剤で駆除するようにしましょう。また、無理な作業は行わず、害虫が大量発生している場合は、業者に依頼して駆除してもらったほうが安全です。

Q.水をまいて掃除をしてはいけないのか?
A.水の使用は避けましょう。床下に水分が残ってしまい、かえって湿気がこもる原因になります。湿気が多い状態だと、害虫やカビが繁殖しやすくなるため、水を使わない掃除方法がおすすめです。

まとめ

いかがでしたか? 床下には、ホコリやゴミなどが蓄積しやすく、害虫やカビの発生も心配されます。定期的に掃除を行い、きれいな環境を維持することが大切です。とはいえ、床下は狭く限られた空間なので、無理に自分で作業せず、業者に依頼したほうが安全でしょう。床下掃除の実績が豊富で、アフターフォローや定期点検を行う業者がおすすめです。