憧れの注文住宅！ 間取りで失敗しないコツ５選

間取り失敗の例あれこれ

理想の間取りをよく考えたはずなのに、いざ建ててみると「失敗した」と後悔する箇所はいろいろあるようです。
多い例としては

• 土地の形状と家のデザインがあっておらず、日当たりが悪かったり、家の外からの視線が気になったりする 住む人に対して収納の数が足りない。または場所が悪く使い勝手が悪い。
• コンセントの数が少なく延長コードで配線がぐしゃぐしゃになったり、使いたい家電が使えなかったりする。
• 開放感を重視しすぎたために、冷暖房の利きが悪く暑すぎたり寒すぎたりする 部屋が狭すぎたり広すぎたりして、使い勝手が悪い。

といったものがあります。
これらの失敗例の特徴は、図面をみるだけでは想像がつきにくいということ。
つまり、実際に建ててみて初めて失敗が分かるのです。

注文住宅で失敗しないためにはどうしたらいい？

では、図面を見るだけでは予想しにくい失敗を防ぐにはどうしたらよいでしょう。

1. 図面に家具や家電を書きこんでみる

家の図面に使う予定の家具や家電を書きこんでみましょう。
そうすれば、必要なコンセントの位置や数がわかりますし、家具を置いた際にどれだけ部屋に余裕があるか予想が付きやすくなります。
また、予想がつきにくい場合は今の家より各部屋がどれだけ広くなるのか、あるいは狭くなるのかメジャーで測ってみると生活の様子が想像しやすくなるでしょう。

2. どこに何をしまいたいのか、収納の地図を作ってみる

収納スペースは多すぎても少なすぎても困る物。
そこでどこに何を収納したいのか、収納地図を作ってみましょう。
その際に坪数ではなく壁面積で考えると奥行きが狭すぎた、深すぎたといった失敗を防げます。
現在の住んでいる所の収納スペースの長所、短所を改めて見直してみるのもよいでしょう。

3. 吹き抜けや大きな窓を作る場合は冷暖房の位置も考える

吹き抜けや大きな窓は開放感がありますが、その分冷暖房が効きにくくなります。
大きめのエアコンを適した位置につける、高気密・高断熱の素材を使って室温を調節しやすくするなどの工夫を凝らしましょう。

4. 家族全員の意見を取り入れ、１０年後の生活も考えてみる

家は家族全員が住む場所です。
誰かひとりの意見ばかりを優先しては満足できる家は作れません。
必ず家族全員の意見を取り入れられるように努力しましょう。
また、家族の形態は何年か経つと変化していくものです。
今だけではなく、１０年後の生活も考えて間取りを考えてみましょう。
間仕切りができる作りにしておくと後が便利です。

5. デザインを優先しすぎない

雑誌や展示場などで素敵なデザインの家を見ると、つい真似したくなってしまいますよね。
しかし、デザインを優先しすぎると家を建てる土地の気候風土に全くあっていない家が出来上がる可能性があります。
そうなると家の痛みも早くなり、リフォームに余計なお金がかかってしまいます。
取り入れたいデザインがある場合は建築会社とよく相談しましょう。