
外壁塗装やリフォームで悩む方必見! 方法や選び方のポイントは?
外壁は、家を雨風から守ってくれる大事な場所です。また、家の第一印象を決める場所でもあります。外壁は定期的にリフォームや塗装の塗り替えが必要です。しかし、いつ、どのようにやったらよいのか分からずに悩んでいる方も多いでしょう。
そこで、今回は外壁塗装や外壁をリフォームするタイミングや相場、さらにやり方の種類などをご紹介します。
技術の進歩により、外壁塗装や外壁のリフォームでできることは格段に増えました。
しかし、その反面自宅の外壁にはどんな塗装やリフォームをすればよいのか、選択肢に迷うケースも多くなったのです。
この記事を読めば外壁塗装や外壁リフォームで改善できることや、相場、費用、さらに自宅にあった外壁塗装の選び方などが分かるでしょう。そろそろ外壁の汚れや傷が気になってきたという方は、ぜひこの記事を読んでみてください。
1.外壁塗装・外壁リフォームの基礎知識
始めに、外壁塗装と外壁リフォームの違いや、どんなことができるのかということをご紹介します。塗料や工事の種類によって価格や耐用年数にも違いが出るでしょう。ぜひ参考にしてください。
1-1.外壁リフォームとは?
外壁リフォームとは、外壁のひび割れを修復したり場合によっては外壁そのものを取り換えたりする工事のことです。外壁は家の第一印象を決めます。たとえば、モルタルをサイディングに替えるだけで、別の家になったような感じになるでしょう。
また、20年前まで一般住宅の外壁といえば、モルタルが主流でした。しかし、今はサイディングが主流になっています。サイディングの方が種類は豊富であかぬけており、しかも耐用年数が長いというメリットがあるのです。
外壁がひび割れたり雨漏りがしたりしている場合も、リフォームが必要になります。費用の相場はおおよそ100万円前後で、建物が大きくなるほど増していくでしょう。
1-2.外壁塗装とは?
外壁塗装とは、外壁に塗られている塗料の塗り替えることです。リフォームの中では最も簡単で費用もかかりません。外壁塗装は、単に家の印象を決めて見栄えをよくするためのものではないのです。外壁塗装に使われる塗料には、防水、防汚、断熱などのさまざまな効果があり、外壁を雨風から守っています。つまり、塗装がはがれてしまえば雨漏りが起こったり外壁自体がいたんで家の寿命が縮んだりしてしまうでしょう。
外壁塗装は塗料の種類によって耐用年数が変わりますが、おおむね8年~15年で塗り替え時期を迎えます。ですから、そのくらいの年数が過ぎたら、見た目が変わらなくても一度業者に調査をしてもらった方がよいでしょう。費用の相場は30万円~100万円と幅があります。
1-3.外壁のいたみや汚れを放っておくとどうなるの?
外壁は雨風が直接吹きつけてくる場所です。ですから、家の中では最もいたみやすい場所といってもよいでしょう。
また、最近の家は外壁の中に断熱材が入っていたり、断熱性の高い塗料を使ったりしています。一方、築年数のたった家の外壁は断熱効果も薄く、塗料も通常のペンキとそう変わらないものが使われていることも多いでしょう。つまり、築年数のたった家の外壁の方がより劣化しやすいのです。
外壁塗装がはがれたりひびが入ったりした外壁をそのままにしておくと雨漏りなどが起きます。雨漏りは屋根から起こるものと思われがちですが、壁からも雨漏りは起こるのです。壁からの雨漏りは時間がたってから発覚することが多いので、気がついたときには外壁内部のいたみが進んでいることも珍しくありません。外気が直接部屋の中に伝わり、暮らしにくい家になります。外壁のリフォームや外壁塗装の費用は安くありません。それでも家を長持ちさせるには、必要なことなのです。
2.外壁のリフォームの方法とは?
外壁のリフォームには、外壁を一度壊して新しい外壁素材で壁を作る方法と古い外壁素材の上に新しい外壁素材を張りつける方法があります。外壁を一度壊して行うリフォームは、費用と時間がかかりますが、新品に交換するのと同じことですので、耐用年数は長くなるでしょう。
一方、古い外壁の上に新しい外壁素材を張りつける工事は、工期も短く費用も安くて済みます。古いモルタルの壁の上にサイディングを張りつける方法が一般的です。サイディングとは、薄い板状の素材を外壁の上に張りつけてく工法で、窯業系サイディングや金属系サイディング(ガルバリウム)などの種類があります。モルタルよりも種類が豊富で、変化にとんだ外壁ができるでしょう。
テレビCMなどで話題になった「新築そっくりさん」などで行われる外壁リフォームも、古い外壁の上にサイディングを張りつけることで、家の印象をがらりと変えているのです。
ただし、この方法は外壁の負担が大きくなります。外壁が弱っていたり重さに耐えられなかったりすれば行えません。外壁が新しくなれば家の印象が変わるだけでなく、断熱効果や防雨、防汚効果も高まるでしょう。
3.外壁塗装の方法とは?
外壁塗装は、塗料選びが第一の難関です。外壁塗装に使われる塗料の種類は、技術の進歩によって実に多彩になりました。最も新しい塗料の中には、自分で汚れを分解する機能を備えているものまであります。
ただし、高機能な塗料はそれだけ値段も高くなるのです。アクリル、樹脂、フッ素などが外壁塗装に使われる塗料の中ではポピュラーなもの。かつてはアクリル塗料が一般的でしたが、今では樹脂塗料やフッ素塗料が選ばれることが多くなっています。
外壁塗装は業者によって値段が違うのです。安さを売りものにしているところも多いのですが、外壁塗装の塗料は一定の厚みで塗らなければ効果が出ません。そのため、値段だけでなく技術の高いところに依頼しなければ、耐用年数が短くなるでしょう。
また、せっかくだから、以前と全く違う色にしたいと思う方も少なくないかもしれません。
その場合は、しっかりとシミュレーションを行ってください。外壁のような広い場所に塗ると、明るい色はより明るく、暗い色はより暗くなります。さらに、どうしても使いたい塗料がある場合は、その塗料を扱っている工務店探しから始めましょう。
4.外壁リフォームを行う時期やコンセプトとは?
外壁リフォームや外壁塗装は、外壁がいたんだり見栄えが悪くなったりするときに行うもの、考えている方も多いでしょう。確かにそれもひとつの目安です。しかし、外壁が特にいたんでいなくても、古びた外観を今風にしたり、よりあかぬけたりさせたりしたいといったコンセプトで行っても構いません。実際、モルタルの外壁をサイディングに替えただけで、印象が一気に今風になります。また、外壁の色を変えても同じです。
今は、
のような、便利なサイトもあります。「この時期に工事をしなければならない」という決まりはありませんので、コンセプトに合わせた塗り替えやリフォームを計画してみましょう。
5.外壁のリフォームはDIYで行えるのか?
最近は、DIYで家をリフォームする方が増えています。技術の進歩により、素人でも扱いやすい道具や塗料が安価で販売されるようになったことも一因でしょう。ホームセンターに行けば、塗料だけでなくレンガやサイディングなどの外壁素材まで扱われています。外壁は面積こそありますが、平面ですので完全なリフォームは無理でも、塗り替えくらいできそうだ、と思えるかもしれません。
しかし、それは間違いです。外壁塗装を行うには、まず汚れを落とさなければなりません。
業者に依頼した場合、外壁の洗浄から塗装までがセットになっています。そのため、単に上から塗料を塗り重ねただけでは、あっという間に劣化してしまうでしょう。
DIYで行える外壁のリフォームは、サイディングの隙間を埋めているコーキングが劣化した場合の取り換えと、塗料の表面にはしっただけのひびの補修くらいです。また、積み重ねるのではなく張りつけるタイプのレンガを狭い部分に張りつけるくらいのリフォームなら素人がやっても問題はないでしょう。
6.建物の種類による外壁リフォーム方法の違い
この項では、建物の種類による外壁リフォームの方法の違いをご紹介します。一軒家とマンションでは、工期や費用、やり方にどのような違いがあるのでしょうか?
6-1.一軒家の場合
一軒家の場合は、持ち主がリフォームの時期を判断します。汚れが落ちなくなった、カビやコケが生えるようになった、ひびが目立つようになった、という場合はリフォームを考えた方がよいでしょう。
また、古びたモルタルの外壁を何とかしたい、という場合もリフォームが最適です。さらに、台風などの災害が起こった後でリフォームの必要があることもあります。一軒家の場合は、すべて持ち主の裁量で行える分、業者や方法を慎重に選ばなければなりません。値段だけで決めるのではなく、実際の施工例を見たり複数の業者に見積もりを出してもらったりして、決めましょう。
6-2.マンションの場合
マンションの場合は、法律により10年~12年に一度大規模な外壁リフォームを行うように定められています。ですから、管理会社や管理組合はそれを見越して管理費などを徴収しているでしょう。マンションの外壁リフォームや外壁塗装はかなり大がかりになります。
そのため、専用の委員会が設置されることもあるでしょう。業者は施工会社や管理会社が指定したところに任せるのが一般的です。外壁リフォームが行われている間はベランダに出られなかったり、共有廊下の一部が使えなかったりします。そのため、行う時期などは話し合いによって決めましょう。外壁リフォームをきっかけに管理費の見直しが行われることもあります。
6-3.ビルの場合
ビルの外壁リフォームは、オーナーの大切な役割です。ビルの外壁は金属系サイディングやタイルなどのことも珍しくありません。これらは経年劣化によって落はくの恐れもあるでしょう。高いビルから外壁素材が落下すれば、大事故の原因にもなります。ですから、ビルのオーナーは早め早めに計画を立てましょう。
また、ビルの場合は複数の店舗がテナントとして入っていることも珍しくありません。それらの営業を妨げないようにすることも大切です。
7.外壁リフォームを依頼する業者の選び方
この項では、外壁リフォームを依頼する業者の選び方についてご紹介します。引き受けてくれる業者はたくさんありますが、自分にあった業者を選ぶにはどうしたらよいのでしょうか?
7-1.依頼したい工事の内容で選ぶ
外壁リフォームにはいくつかの種類があります。また、外壁塗装に使われる塗料にも種類があるのです。すべての工務店が同じ工事を行ってくれるわけではありません。できない工事や取り扱っていない塗料もあるでしょう。その反面、特異な工事や安く仕入れられる塗料などもあります。ですから、「この工事ならどこにも負けない」という工務店と依頼したい工事が一致した場合は、そこに依頼すればよいでしょう。また、家を建ててくれた工務店に依頼できればそれが一番です。
7-2.施工例や耐用年数で選ぶ
外壁リフォームや外壁塗装の内容年数は、素材によって5年以上耐用年数の差があります。たとえば、モルタルの外壁の耐用年数は10年前後ですが、金属系サイディングの場合は20年近く持つものもあるでしょう。ただし、いくら素材がよくても工事をいいかげんに行えば、耐用年数は短くなります。ですから、実際施工例を見学することができれば、耐用年数にも目を配りましょう。丁寧な工事をしていれば、耐用年数はそれだけ長くなるはずです。
7-3.まとめて見積もりを依頼
外壁塗装は、費用と期間がかかります。だからこそ、業者選びは慎重にならざるを得ません。業者選びの基本は、複数の業者に見積もりを依頼して比べてみることです。しかし、業者を探して見積もりを依頼するだけでも一仕事になるでしょう。業者によっては、見積もり作成にも費用がかかることもあります。
そこで、おすすめしたいのが外壁塗装の案内所です。外壁塗装の案内所では、24時間無料で外壁塗装の見積もりを複数の業者に一括依頼できます。外壁塗装の案内所に登録している業者は、独自の審査をパスした優良業者です。
また、利用者からのアンケート調査によって定期的に審査されており、悪い評価がついた場合は除名処分もありえます。ですから、安心して見積もりを依頼できるでしょう。外壁塗装の案内所を利用すれば、多くの優良業者に見積もりが一瞬で依頼できます。しかも、費用もかかりません。最小限の手間で自宅の外壁塗装に適した業者が見つかります。
7-4.アフターフォローで選ぶ
業者の中には、独自のアフターフォローを設けているところもあります。アフターフォローを設けているということは、自分たちの施工に自信がある証拠です。アフターフォロー制度を設けている業者を選ぶと、満足いく仕上がりになることが多いでしょう。
7-5.トラブル防止のための注意点
業者に依頼する場合は、重要なことは必ずメモ程度でも文章にしておきましょう。「いった、いわない」のトラブルは一番解決が難しいのです。特に、重要なことほど口約束はやめましょう。また、契約を急がせる業者も要注意。「今契約しないと、高くなります」といわれると焦ると思います。しかし、口ではいくらでもいえるものです。ですから、見積もりを取って比較して結論を出してください。外壁リフォームの素材や塗料はそれほど値段が乱高下するものではありません。
8.外壁リフォームに関するよくある質問
Q.外壁リフォームを行う際、近所に挨拶はいりますか?
A.した方がよいでしょう。業者が行ってくれますが家の主人も一緒に行った方が無難です。
Q.外壁リフォームの費用を少しでも安くしたい。よい方法はありますか?
A.外壁自体が傷つけば、リフォーム費用は高額になるでしょう。ですから、外壁塗装で済ませられるときに行っておきましょう。目安は10年前後です。
Q.外壁と屋根を同時にリフォームしたい。できますか?
A.できます。ただし、費用と工期がかかりますので、しっかりと計画を立てましょう。
Q.ビルを休ませずに外壁リフォームをしたい。できますか?
A.業者と相談しましょう。通常は可能です。
まとめ
いかがでしたか?今回は外壁リフォームや外壁塗装の種類や方法、やり方をご紹介しました。必要な工事ですが、いつ、どのように、いくらくらいかけて行うか、ということは案外知られていません。飛び込みの業者などに任せず、しっかりと計画を立てて行うことが大切です。