
困った! トイレつまり解消方法や直し方の注意点・業者選びのコツまとめ
急にトイレがつまってしまった・トイレの流れが悪くなってきたという場合は、冷静に対応することが重要です。自己流で対応しようとすると、かえって状況が悪化してしまうことがあります。では、どのような対策を取ればいいのでしょうか? 今回は、トイレつまりの解消方法・やってはいけないこと・業者の選び方・注意点などをご紹介します。
トイレのつまりを解消したい・直し方を知りたいという方にぴったりの内容になっています。トイレがつまると焦ってしまいますが、きちんと冷静に対応することで解消できますので安心してください。
1.トイレのつまりについて
1-1.トイレのつまりとは?
トイレの配管は細く曲がっている箇所もあるので、トイレットペーパーや固形物を落とすとつまってしまうことがあります。
1-2.トイレつまりの原因
トイレがつまるにはさまざまな原因があります。
- トイレットペーパーではなくティッシュペーパーを流した
- トイレットペーパーを大量に流した
- 貼るカイロや湿布など、ポケットから物が落ちたまま流した
- ペットのフンや砂を流した
- タンクにペットボトルを入れるなどの節水をしている
- 「大」ではなく「小」で流した
1-3.前兆・症状
急にトイレがつまる場合と、徐々につまっていってしまう場合があります。徐々につまる場合には、下記のような前兆があるのです。
- 流れが悪い感じがある
- いつもより水位が低い・高い
- 流れる音がおかしい
- たまった水がにごっている
1-4.放置するとどうなるか?
このような前兆を放置しておくと、トイレは完全につまってしまいます。前兆を感じたらすぐに対策をとりましょう。また、1-2の原因にあてはまることをよくしていないかチェックしてください。対策は次項でご説明します。
2.トイレつまり解消方法・直し方は?
2-1.まずすること
2-1-1.吸引カップ
トイレがつまってしまった・つまる前兆がある場合に自分でできる対策として最も有効なのが、吸引カップです。吸引カップはホームセンターや100円ショップで売っています。カップの先に凸のある物がおすすめです。
2-1-2.吸引カップがないときはペットボトルで代用
吸引カップの代用として、ペットボトル(500mm~1ℓ)も使えます。
- ペットボトルの真ん中あたりをハサミなどで輪切りにする
- 輪切りにした側を便器に突っ込む
- 飲み口部分を手でふさいだまま(空気を密封した状態で)ペットボトルを引き抜く
吸引カップが手に入らないときは試してみてください。
2-1-3.針金ハンガーでひっかける
また、針金ハンガーを伸ばせば、手前のつまりならひっかけて解消することができます。便器を傷つけないように気をつけてください。
2-2.その他の解消方法
バケツを使って水を勢いよく大量に流してトイレつまりを解消するという方法もあります。排水口に細く水が当たるようにすると、流れに勢いが出て効果的です。ただし、つまりがひどい場合には水があふれてしまいますので、水量やつまり具合の様子を見ながら流してください。
2-3.してはいけないこと
パイプ洗浄剤は、つまりを悪化させてしまうこともあるので使用は控えましょう。その他の薬剤も、混ぜるとガスが発生することがあるので、使用には十分気をつけてください。また、水の元栓やタンクをいじると、二次被害が起きてしまうこともあります。どうしてもつまりが解消できない場合は、プロに依頼しましょう。
3.トイレつまり解消をプロに依頼する
3-1.プロに頼んだほうが良い場合
物が落ちて奥まで入ってしまった場合や、つまりがどうしても解消できないときにはプロに依頼しましょう。ラバーカップを5分以上試しても流れないときは、自力での解消が困難である可能性が高くなります。
3-2.業者の選び方
トイレ修理の業者を選ぶ場合は、下記のポイントをおさえましょう。
- すぐに訪問してくれる
- 料金が分かりやすい
- 実績やノウハウがある
- 資格や身元などがしっかりしている
3-3.費用
プロによるトイレつまりの解消は、5,000~8,000円程度です。急ぎのときでも、必ず見積書をもらいましょう。「オプション料金」や「その他人件費」など、あいまいな費目を使う業者は避けてください。
3-4.注意点
トイレがつまると、あわててしまって業者を適当に選んでしまったり、見積書をよく確認しないこともあるでしょう。そうなると、不当な料金を支払うことにもなってしまいます。いざとなれば、コンビニやレストランなどでトイレを借りることもできますので、いったん冷静になって対応してください。
4.トイレつまりの予防方法・注意点
4-1.普段から気をつけること
トイレは一度つまると解消するのに手間がかかってしまうので、普段からつまらないように工夫をしたいものです。
- 水をケチらない
- トイレットペーパーを使いすぎない
- ペット用品などの「流せる○○」類を使わない
4-2.そろえておくもの・こと
ラバーカップは一家に一つあると安心です。非常用の携帯トイレも用意しておきましょう。災害時などトイレつまり以外のときにも使えるので無駄にはなりません。また、業者をあらかじめ選んでおくと、とっさのときにあわてずすむでしょう。また、便器内の掃除の習慣化や、トイレに物を置かない・持ち込まないようにするといった、ちょっとした予防方法もあります。
5.トイレつまりについてよくある質問
5-1.トイレのおすすめの節水術は?
トイレには適切な水量がありますので、ペットボトルを使った節水術や、水を少なく流すことはやめましょう。トイレがつまればその分時間やお金がかかってしまうので、せっかくの節約が無駄になってしまいます。節水はトイレ以外の場所でおこなってください。
5-2.トイレからゴボゴボと音がするのですが
ゴボゴボ音やその他異音は、トイレがつまる前兆の可能性があります。ラバーカップを使ったり、まだトイレが流れるうちに、バケツを使って水を勢いよく流すことでつまりを予防することができるでしょう。
5-3.悪質業者を見抜くには?
悪質業者の特徴として、以下のようなものがあります。
- 見積書を出さない
- 説明がない
- あいまいな費目がある
- 極端に安い
- 水道局を名乗って突然訪問してくる
焦っているときほど悪質業者を見抜けないものです。普段から業者を選定しておくといいでしょう。
5-4.トイレが使えないときはどうしたらいいの?
トイレが使えず緊急性を要する場合は、コンビニなどにかけこむこともあるかと思います。ただし、コンビニによってはトイレを貸していないところもあるので注意しましょう。コンビニがトイレを貸す条件は主に以下のとおりです。
- だれでも自由に使える
- 店員に声掛けをすれば使える
- 商品を買った人だけ使える
- 全面的に貸していない
商品を一つ買うことで心象的にトイレを借りやすくなるでしょう。ただし、繁華街や飲み屋街などでは、トイレが借りられないことがあります。
5-5.ペットのトイレ砂がつまってしまいました
猫のトイレ砂は、「トイレに流せる」と書いてあっても、つまってしまうことがあります。水に触れると固まってしまうためです。トイレ砂は、お湯でほぐれやすくなります。ただし、流すお湯が熱すぎると、トイレの陶器を破損させてしまうことがあるので、50度以下くらいのぬるま湯がいいでしょう。また、大量のトイレ砂を流すときは一度にまとめて流さず、少量ずつ完全に流し切ってください。
6.まとめ
トイレつまりについてご紹介しました。トイレは毎日必ず使うものですので、つまると焦ってしまいます。しかし、トイレつまりの対策を知っておくこと・予防すること・頼れる業者を選んでおくことで、いざというときにも冷静に対応することができるでしょう。