困った！ 台所のつまりを自分で解消する方法ご紹介！ 予防の掃除方法も！
調理や洗い物などで毎日使う台所のシンクですが、排水溝がつまると大変です。水の流れが悪くなった、流れるときにゴボゴボと異音がする、という悩みを持っている方も多いでしょう。排水溝や配管パイプには、知らず知らずの間に汚れがたまっていってしまうものなのです。そこで今回は、台所のつまりを解消する方法・掃除方法などをご紹介します。
台所のつまりを自分で解消したい・解消方法を知りたいという方にはぴったりの内容となっています。ぜひ最後まで読んでみてください。
1．台所のつまりの原因は？
まずは、台所がつまる原因から見ていきましょう。
1-1．台所がつまる原因
台所の排水管には日々、油分やタンパク質を含んだ食材・液体などが流れていきます。それが少しずつ蓄積していって、排水溝や配管パイプ（排水管）がつまってしまうことがあるのです。また、小さなスプーン・フォーク・つまようじなどが流れてしまったときも、排水管がつまってしまうことがあります。
1-2．台所のつまり発生箇所について
台所のつまりが発生する箇所は、排水溝か配管パイプのどちらかと言ってよいでしょう。排水溝は、いわゆる排水トラップと言われる部分で、ゴミ受けを外すと見える底の部分です。水がたまっていて下水からの臭気があがってこないようになっています。ゴミ受けから漏れてしまったクズや油分がたまっていることがあるでしょう。さらにその奥には配管パイプがあります。シンク下の扉をあけると、パイプが外側から見えるはずです。パイプ内に固形物が付着することは珍しいですが、油分などが蓄積されてつまってしまうことがあります。
1-3．台所がつまるとどうなる？
台所がつまると、まず水はけが悪くなります。いつもより水が流れるのが遅い・流れないというときは、排水溝か配管パイプのつまりを疑いましょう。また、水が流れる際に、ゴボゴボという音がする場合も、台所がつまる前兆と言えます。
2．台所のつまりの解消方法は？
次に、台所のつまりを解消する方法についてご紹介します。
2-1．自分でできる台所のつまり解消法
台所のつまりは、お掃除によって解消することができます。
- ゴミ受けを外す
- 排水溝にたまったゴミを取る
- 歯ブラシなどでこすり、固形物はティッシュなどで取る（なるべくパイプまで流れないようにする）
- パイプ用の洗浄剤を垂らし、10～20分放置する
- 80℃くらいの熱湯を流す
以上の方法により、大体の汚れを落とすことができます。複数回繰り返すことで、だんだん汚れが流れていく場合もあるでしょう。
2-2．注意点
台所の掃除をする際は、なるべく固形物をパイプ内に流さないようにしましょう。つまりを悪化させてしまうことになります。
2-3．こんなときはプロへ依頼
上記のお掃除をしても台所のつまりが直らない場合は、排水パイプに完全にゴミや異物がたまってしまっているということでしょう。業者に依頼することで、パイプ内の清掃や、必要があればパイプの交換をしてもらえます。掃除だけで済む場合は、約3,000～5,000円が主な料金相場です。パイプの交換が必要となると、8,000～10,000円かかってしまうことがあります。
3．台所のつまりを予防する掃除方法・注意点
日ごろからの掃除で、台所のつまりを予防することができます。
3-1．日ごろの掃除方法
ゴミ受けのネットは毎日交換しましょう。カレーやシチューなど、油分の多い調理をした際は、ゴミ受けを外し、排水溝を歯ブラシなどで掃除するのもおすすめです。どうしても面倒な場合は、ネットの交換後に鍋一杯分くらいの熱湯を流すだけでもいいでしょう。
3-2．パイプの掃除について
週に1回は、パイプクリーナーを利用し、熱湯を流せば、つまり防止になります。熱湯を流す際は、ちょろちょろと流すよりも、鍋やシンクにためておいて一気に流したほうが、パイプ全体にお湯が触れるため、効果的です。
3-3．そのほか注意点
揚げもののあとに出る大量の油は、凝固剤を使ったり、新聞紙や専用のスポンジやにしみこませて可燃ゴミで出すようにしましょう。油をそのまま流すのは、排水溝やパイプのつまりの原因になるだけでなく、環境にも悪影響を与えます。
4．台所のつまりについてよくある質問
台所のつまりについて、よくある質問をまとめました。
Q．台所のつまりに効果的なグッズを教えて
A．まず、ゴミ受けにはゴミ取りネットを使用しましょう。排水溝に汚れや固形物が流れ込むのを防げます。また、配管パイプの汚れには、専用のワイヤーブラシや真空式パイプクリーナーなどが有効です。
Q．台所のつまりに重曹は効きますか？
A．すでに台所がつまってしまったあとでは、重曹はあまり効果がないでしょう。重曹はアルカリ性の洗剤であるため、油分の汚れ洗浄には効果的です。ただし、固形物がつまっている場合や、汚れが分厚く蓄積している場合には、パイプクリーナーや熱湯のほうが有効でしょう。排水溝がつまる前の日ごろの掃除には重曹は効果的です。
Q．ラバーカップを使って台所のつまりを直す方法は？
A．ラバーカップは和式用のものを使いましょう。
- ゴミ受け・排水トラップのフタなどをすべて外し、排水管がむき出しになった状態にする
- ラバーカップを排水溝に押しこみ、フタのようにして排水溝を塞ぐ
- シンクのぬるま湯～お湯をためる（カップより水位が上になるように）
- ラバーカップをゆっくり押しこみ、これ以上下げられなくなったら一気に引き抜く
上記の方法により、パイプ内に圧力の高い水流が生まれ、汚れを流すことができるでしょう。
Q．掃除以外の注意点は？
A．食事のあとは、皿についた汚れをキッチンペーパーや新聞紙などでぬぐってから洗えば、排水溝に流れ込む汚れを減らすことができます。水道代の節約にもなるでしょう。
Q．家にあるものだけで台所のつまりを直すには？
A．ラバーカップやブラシがない場合は、タオルを使ってつまりを解消することもできます。ゴミ受けを外したら、タオルや古布などを排水パイプの入り口を塞ぐように詰めます（あまり小さい布だと流れていってしまうので注意）。そして、シンクに80℃程度のお湯をはりましょう。シンクいっぱいまでお湯がたまったら、タオルを引き抜いてください。熱いお湯が油分汚れなどを流してくれるでしょう。やけどに注意してください。
5．まとめ
台所のつまりの解消方法や予防方法・掃除のポイントなどについてご紹介しました。台所は、つまる前にこまめに掃除するのが最もおすすめです。毎日の掃除・週一回の掃除をくみあわせて「つまり知らず」の台所を目指しましょう。