
突然の窓枠からの雨漏り! その原因と対処法とは?
日本は世界の中でも1年を通して雨が多い国ですね。
近頃は異常気象のせいか、想像を超える雨量が列島を襲い、災害の被害にあう方が急増しています。
そんなとき、家の中に入れば雨を完全に遮断できるはずですが、家に何らかのトラブルがあったり、部分的に劣化していると、突然予期せぬ場所から雨漏りすることも。
そこで今日は、絶対に避けたい雨漏りの原因や対処法をご紹介します。
雨漏りしやすい場所はどこ?
- 板金の剥がれやクギ浮きがある屋根
- 雨どい
- 窓枠
- スレート瓦の浮き
- 屋根と外壁の結合部分
色々な場所から雨漏りする可能性がありますが、実は古い建物だけに限ったことではありません。
特に窓枠からの雨漏りは、新築住宅でも残念ながら起こることです。
窓枠やサッシからの雨漏りの事例
- 大雨と強風が続き、窓に吹き付けるような風が吹いたときに、窓枠上部から水が落ちてきた
- サッシのビス穴から雨漏りした
- 台風のたびにサッシから雨漏りする
- 横なぐりの雨が強くなるのに比例して窓枠から雨漏りする
- 1階の窓枠が雨漏りしていたが、修理してもおさまらず、調べたところ原因は2階にあった
- 強風と大雨でトイレの窓枠から雨漏りした
どうやら窓枠の雨漏りは、窓を叩くような強い風と雨がセットになったときに起こりやすいようです。
窓枠の雨漏りの原因は?
雨漏りの原因によって、単純な補修で済む場合と、リフォームのように大がかりになる場合とに分けられます。
次に代表的な原因を挙げました。
- サッシ取付け前の下処理や防水テープに不備がある
- 窓枠のゆがみなど構造自体に問題がある
- 外側の防水コーキング部分の劣化
- 窓枠の上部に換気扇などが取り付けられ、何らかの原因で雨水が侵入する
コーキング部品の交換は比較的簡単な作業で、数万円から10万円程度で済むことも。
ただ、完全に雨漏りを防ぐにははっきりした原因の特定が必要で、それには時間がかかることも覚えておきましょう。
窓枠は様々な部品が重なってできているため、大がかりな修理に発展することもあります。
まずは、住宅の施工業者や、サッシ業者、雨漏り修理を扱う業者などに問い合わせて、実際にみてもらいましょう。
専門業者は周囲を調べたあと、問題となる箇所に外側から大量の水をかけるなどを行い、原因特定します。
自分でできる応急処置としては、防水用のビニールテープで雨漏りする箇所を塞いでしまうことです。
ただこれはあくまで一時的なものとして捉えてください。
安全性を考えて高所での作業は避けましょう。
おわりに
いかがだったでしょうか。
家で雨漏りがあると、欠陥住宅ではないか? と不安に感じるかもしれませんね。
万が一のことが起こった場合、焦らないで早急に専門業者に連絡することが先決。
あらゆる角度から原因を探ってくれますよ。