
リビングリフォームを希望する方必見! リフォームの種類や価格相場を解説
リビングは家族全員が過ごす場所です。そのため、家族構成が変化したり家族全員の年齢が上がったりすると使いにくくなり、リフォームを考える、というケースが増えてきます。リビングのリフォームにはさまざまな種類がある分、どこまでリフォームしてよいか迷う、という人も多いでしょう。
そこで、今回はリビングのリフォームの種類や方法、費用の相場などについて解説します。
この記事を読めば、リビングリフォームでできることがよく分かるでしょう。興味がある人は、ぜひ読んでみてくださいね。
1.リビングリフォームの基礎知識
はじめに、リビングリフォームでできることや必要な費用などを解説します。一口にリフォームといってもいろいろな種類があるのです。
1-1.リビングの使用目的とは?
リビングは家族が共有して使うスペースです。ひと昔前は居間や茶の間とも言いました。家の中で最も広く、近年ではキッチンとダイニングルーム、リビングルームが一つになったLDKがある家も多くなっています。
家族が多いほど広いリビングが必要です。その反面、家族の人数が変化したり家族の年齢層が高くなったりすると、広すぎ・狭すぎ・使いにくいなど、数多くの問題が出てきやすくなります。
1-2.リビングリフォームの種類
リビングリフォームには、以下のような種類があります。
- 壁紙・照明などのリフォーム
- ドアやふすまなど建具のリフォーム
- 収納のリフォーム
- 床のリフォーム
- 間取りのリフォーム
この中でも、壁紙は耐用年数が15年前後などで、リフォームする機会も多くなるでしょう。
1-3.リフォームをするメリット
リビングは、家の中で最も広いスペースです。ここが使いにくければ、家全体が使いにくくなってしまうでしょう。間取りを変えるような大がかりなリフォームでなくても、壁紙や照明を変えるだけで、リビングが明るく過ごしやすくなります。また、壁紙や床材(フローリングなど)には、寿命がありますので、定期的に取り換えることにより家の寿命が伸びるでしょう。
2.リフォームの内容と予算
この項では、1でご紹介したリビングリフォームの種類ごとに、詳しい説明をしていきます。どのようなリフォームがあるのでしょうか?
2-1.内装のリフォーム
2-1-1.リフォームの内容
内装のリフォームとは、壁紙や床材・照明などの交換をするリフォームです。リフォームの中で最もポピュラーなもので、壁紙や床材が寿命を迎える10~15年ごとに行われることが多いでしょう。また、タタミやカーペットをフローリングにかえるリフォームも人気です。
2-1-2.リフォームの効果
壁紙や床材は年月とともに進化しています。現在は、除湿・防音効果があったり傷がつきにくい壁紙も豊富です。フローリングも天然素材そっくりで、傷がつきにくいものもあります。また、床材交換の際に床暖房をつけるリフォームをすることも可能です。
2-1-3.リフォームの費用と期間
壁紙や床材のリフォームは、部屋の広さによって多少前後しますが、交換だけならば1週間~10日ほどです。ただし、土台の補強工事が入る場合は、14日ほどかかるでしょう。費用は壁紙交換だけならば20万円前後、床材と壁紙の同時交換ならば50万~100万円が相場です。
2-2.収納スペースのリフォーム
2-2-1.リフォームの内容
収納スペースのリフォームとは、収納スペースを広げたり、逆につぶしたり、さらに新たに作ったりするリフォームです。家族構成に変化があれば収納スペースが不要になったり必要になったりするでしょう。また、ちょっとしたものを収納する小さなスペースを追加するだけで、リビングがぐっと使いやすくなることもあります。
2-2-2.収納リフォームの費用や工事の流れ
収納リフォームにかかる費用は、20万円代~となっています。大きな収納スペースを作るほど費用がかかるのが一般的です。逆に収納スペースを潰す場合は、潰した場所をどのようにするかで費用が異なるでしょう。たとえば、リビングを広くする場合は新しく床材や壁紙を貼る必要があります。
工事期間は1週間程度~で、これも工事の内容によって異なるでしょう。
2-3.建具や照明のリフォーム
2-3-1.リフォームの内容
建具とは、窓・ふすま・ドアなどのことです。ふすまをドアにつけかえたり、窓を交換したりするリフォームが該当します。窓やドアも毎年新製品が出されており、新しい製品の方が防音・断熱・防犯効果が高いのです。なので、断熱材を交換したついでに窓も交換するといったリフォームをすると、冷暖房費が格段に下がることもあるでしょう。
また、照明を増やしたり変えたりすることで、リビングがぐっと明るく過ごしやすくなります。また、照明も技術が進み新しいものほど明るく、省エネ効果も高くなっているのです。
2-3-2.リフォームの流れと費用
窓やドア・ふすまなどは使用して10年前後で劣化が目立ち始めます。ドアならば端の方から傷がついていきますし、窓はゴム素材の部分から劣化していくでしょう。ひどくなるときちんと閉まらなくなり、外気が入りこんでくることもあります。こうなる前にリフォームすることがおすすめです。
なお、窓やドアの交換は工事費と本体価格を合わせて10万円前後~、ふすまをドアに交換したいという場合のリフォームは30万円前後~あります。窓やドアを単に交換するだけだと1日あれば可能です。ふすまをドアに交換するといった場合のリフォームは、1週間程度かかるでしょう。
照明を増やす場合は電気工事も必要ですので、3日前後はかかります。
2-4.間取りのリフォーム
2-4-1.リフォームの内容
間取りのリフォームはリビングを広くしたり、逆に部屋を増やすことで小ぢんまりさせたりするリフォームです。家族が減ったり増えたりしたときや、家族の年齢が高くなったりしたときに行われることが多いでしょう。
2-4-2.工期や費用について
間取りのリフォームはリビングのリフォームの中で最も大がかりなものです。そのため、工事期間も1か月はかかるでしょう。費用は、工事の規模や使う内装素材のグレードにより異なりますが、80万円~が相場です。たとえば、広く普及している一般的な素材を使う場合は費用も安く済みますが、天然木材や欧米製の建築材料など、こだわりの素材を使用した場合は高くなります。天然木材はぬくもりがあり、オリジナリティあふれるデザインのリビングを作ることができますが、メンテナンスも大変です。よく考えて購入しましょう。
2-5.そのほかのリフォーム
これまでにご紹介したリフォームのほかには、介護リフォームがあります。手すりをつけたり車いすで移動しやすくしたりするバリアフリーリフォームといったものがあり、自治体によっては補助金が出ることもあるでしょう。簡単なリフォームなら1万円代~することができます。
3.業者選びのポイント
リビングのリフォームを行ってくれる業者はたくさんあります。値段の安さで業者を選ぶ人も多いのですが、技術力やアフターフォローも大切です。大手ハウスメーカーで家を建てた場合、リフォームも請け負ってくれることも多いので、まずは相談してみましょう。近年は、リフォーム専門の工務店も増えており、無料相談会なども頻繁に開催されています。まずはそのような相談会に参加してみて、情報を集めましょう。大がかりなリフォームほど、計画性が大切です。また、施工事例が多い業者ほどいろいろな事例に対応してくれますので、信頼ができるでしょう。
4.リビングのリフォームに関するよくある質問
Q.リビングのリフォームをしている間、家を別に借りたりする必要はありますか?
A.基本的に必要ありませんが、大がかりなリフォームをする場合は荷物を収納するために、トランクルームなどを借りる必要があるケースもあるでしょう。
Q.リビングをリフォームする際に使う素材の価格の違いはなんですか?
A.素材にはグレードがあり、グレードが高いものを使うほど高級感が出てきます。また、オーダーメイドすることも可能ですが、その場合はさらに価格がアップすることもあるでしょう。
Q.リフォームは何年ごとにするのが一般的ですか?
A.壁紙や窓の交換などは10~15年ごとに1度、大規模なリフォームは築20年~25年たったら行われることが多いでしょう。
Q.耐震リフォームの場合は、どのようなことをするのですか?
A.柱に筋交いを入れたりするリフォームが一般的でしょう。
Q.床暖房を入れたいのですが、マンションでも可能ですか?
A.はい。マンションでも床暖房等は問題なく入れられます。
5.おわりに
いかがでしたか? 今回はリビングのリフォームについて解説しました。リビングのリフォームは種類も多く、その分計画も大切です。今はリフォーム会社が施行例をホームページで公開していることも多いので、イメージをつかむために、施行例をたくさん見てみるのもよいでしょう。業者選びに迷った際は複数の業者に見積もりを出してもらい、見比べてみてください。