家の購入に悩んでいる人へ！ 3つのポイントと注意点

1.家を購入する時の注意点

1-1.まずは住宅購入の流れを知る

家を購入しようと思っているのであれば、まずは住宅購入の流れを知らなければなりません。
一連の流れを理解していれば、スムーズな住宅購入ができますよね。

まずはどういった家を購入したいのかイメージを膨らませることが大事です。
その中で、譲れない条件と譲ってもいい条件をはっきりさせ、資金計画も立てていきましょう。

次に物件見学を申し込み、実際に物件をチェックしたうえでどの住宅を購入しようか考えます。
住宅を購入する際には住宅ローンを利用する人が多いのですが、審査に通らなければローンを組むことはできません。

一般的には不動産会社と売買契約を結び、手付金（契約金）を支払ったあとに正式な住宅ローンの申し込みを行います。
ただ、仮に住宅ローンが通らなかった場合、手付金がどうなってしまうのかというのは必ず確認をしておきましょう。

無事に住宅ローンの契約が済めば、あとは引き渡しを受ける形になります。

1-2.手付金の返金に関するトラブル

住宅ローンの審査に通らなかった場合、不足しているお金を現金で用意するか、その他の住宅ローンを検討しなければなりません。
ですが、どちらも選択できないという場合は残念ながら住宅購入を諦める形になるでしょう。

この場合は契約が白紙という扱いになるので、住宅ローン特約というものによって支払済みの手付金が全額返金されます。
しかし、これは自分に落ち度がなかった場合の話です。

例えば、住宅購入の手続きを済ませたもののよく考えたところやはり購入をやめたいと考え、故意に住宅ローン契約に必要な書類を提出しなかったなどのケースでは、住宅ローン特約が適用されません。

また、契約書にもローン特約について記載されているので、こちらも必ず確認しておきましょう。

1-3.予算について考える

購入予算を決める際の注意点として理解しておきたいことが、「無理なく返済できる返済額を設定する」ということです。

まず、年収を12ヶ月で割り、その25％はいくらになるのか計算をします。
例えば年収500万円だった場合、500万円÷12ヶ月で41万円ですよね。
41万円の25％というと10万円になります。

毎月の返済額がこれくらいになるようにローンを組めば無理なく返済できると言われているので、ひとつの目安にしてみてはどうでしょうか。

もちろん、各家庭によってその他の支出は違ってくるので、家計に合った返済額を考えることが重要です。

土地を購入する場合、工事代金の他に土地代も用意しなければなりませんよね。

あとから「毎月の返済が思っていた以上に辛くてこれ以上支払えない…」ということになると大変なので、資金についてはよく考えておく必要があります。

1-4.住環境について考える

いざ住宅購入が済んで住み始めてみたところ、非常に駅まで遠かったとか、毎日の買い物をするためのスーパーが遠かったということだと大変です。
他にも、周辺の道路で毎日酷い渋滞が起きる、治安が悪い、騒音が激しい地域だったなど、あとから住環境に不満を感じる人もいます。

こういった点は事前に何度も足を運んでみたり、住宅の近くを歩いてみるだけでも問題を見つけることができます。
また、インターネット上でも様々な情報を集めることができるので、情報はたくさん収集しておきましょう。

2.家を選ぶ3つのポイント

2-1.快適に暮らすことができるか？

どのような条件が整っていれば快適に暮らすことができるかというのは、人によって違います。
例えば、ペットと快適に暮らすための設備が整っている、小さい子供が安全に生活できるよう考慮されている、足の弱い高齢者向けにバリアフリー対応であるなど。

自分が快適に暮らすためにはどのような設備、環境が必要なのかをよく想像したうえで住宅購入をしましょう。

よく検討しないままに住宅を購入した結果、すぐに不満に感じる点が見つかりリフォームを繰り返すことになってしまったという人も珍しくありません。

2-2.耐震性や構造はどうか？

せっかく家を購入したとしても地震に弱かったり構造に問題があるという場合、安心して長く住み続けることができません。
近年は大地震があった影響もあり、耐震性にこだわって住宅選びをする人が増えてきました。

ですが、耐震性など構造の安全性よりも利便性を重視して作られた住宅があるのも事実です。
この点は、事前によく確認をしておいたほうがいいですね。

中古住宅の購入を検討している場合、専門家に住宅診断や住宅検査を依頼するなどして住宅の劣化状況を正しく把握しておくことが大切です。

2-3.間取りに問題はないか？

間取りは、とにかく広ければいいというわけではありません。
例えば、小さな子供がいる家庭でトイレの横幅を広く取り過ぎてしまった場合、トイレットペーパーまで手が届かないといった問題が起きてしまうこともあります。

他にも、家族の人数がそれほど多くないのにリビングを広く取りすぎてしまい、無駄な冷暖房費がかさんでしまったというケースもあるのです。

家は長く住むものなので、将来的なことも考えたうえで間取りを検討しましょう。

3.家を購入するタイミングはいつがいい？

家の購入に失敗をしないためには、ベストなタイミングで購入をすることが大切です。
このタイミングはいくつかあるのですが、子供が小学校に入る前というのもおすすめのタイミングだと言えるでしょう。

小学校に入ってから家を建てるとなると、場合によっては転校が必要になってしまいますよね。

それから、低金利の今がお得に家を購入するチャンスです。
頭金が貯まってから買おうと考えてしまうと、その間に金利が上がっていく可能性もゼロではありません。
これまでは物件価格の2割程度の頭金を用意しなければならなかったようなところでも、低金利の今なら頭金ゼロでも住宅ローンを利用して家を購入することができます。
お得な今こそ家の購入を検討してみてはどうでしょうか。

まとめ

いかがでしたか？

• 家を購入する時の注意点
• 家を選ぶ3つのポイント
• 家を購入するタイミング

について紹介しました。

住宅を購入する際には考えなければならないことがたくさんありますが、よく考えたうえで理想の住宅を建てることができれば、とても幸せな空間になるはずです。

様々なチェックポイントを理解したうえで素敵なマイホームを手に入れましょう。