
蛇口の交換は自分でできるのか? 業者に依頼するメリットや方法も!
「水道の蛇口は自分で交換できるのか?」「費用はどのくらいかかるのか知りたい」とお悩みではありませんか? 蛇口は普段の生活に欠かすことのできないものです。「水もれが続いている」「蛇口をひねるのに強い力が必要」などの不具合が発生すると、水回りの使い勝手が悪くなってしまいますよね。そこで、蛇口の交換を検討するにあたって知っておくべきことをご紹介しましょう。この記事では、蛇口の交換時期や交換方法などをまとめました。
この記事を読むことで、蛇口の交換について詳しく分かるはずです。ぜひ参考にしてください。
1.蛇口の交換について
蛇口の交換時期や種類などをまとめました。
1-1.交換すべきタイミングについて
「水道を1回も使わない」という日はまずないでしょう。蛇口は休むことなく使用するものであり、寿命を迎えるときは当然やってくるのです。一般家庭の蛇口は10年前後で寿命を迎えるといわれています。蛇口に何らかの不具合が起こるようになったら、購入から何年経過しているか考えてみてください。10年前後経過している場合は、修理を依頼しても部品の交換が不可能になっていることが多いため、交換を検討したほうがよいでしょう。蛇口によくある不具合には、以下のようなものがあります。
- 水もれする
- レバーハンドルの動きが悪い
- 水温調節ができない
- サビた水が出てくる
1-2.種類
蛇口には以下のような種類があります。
- ワンホールタイプ:水栓取り付け穴が一つのタイプ
- ツーホールタイプ:水栓取り付け穴が二つのタイプ
- 壁出し混合栓:壁面に設置されていて、お湯と水が混合して出るタイプ
- 壁出し単水栓:壁面に設置されていて、お湯と水が単独で出るタイプ
2.蛇口の交換方法
蛇口の交換方法についてまとめました。
2-1.自分で交換する場合
自分で交換するメリットや方法をご紹介しましょう。
2-1-1.メリットとデメリット
蛇口の種類によっては、初心者でも比較的簡単に交換が可能です。自分で交換するメリットは、やはり「費用を抑えられる」という点でしょう。ただし、サイズが合わない可能性もあるため、事前にしっかり調べてから蛇口を購入する必要があります。また、万が一失敗してしまった場合は結局業者に依頼しなければならず、余計な費用がかかってしまうこともあるでしょう。
2-1-2.必要な道具
自分で蛇口を交換する際は、以下の道具を用意してください。
- モンキーレンチ
- プライヤー
- マイナスドライバー
- ぞうきん
- バケツ
2-1-3.方法
蛇口交換の手順を、ワンホールタイプを例に挙げてご紹介します。
- 水を止めて止水栓を閉める
- 止水栓から上の配管部分を撤去する
- 蛇口本体の固定ナットを外す
- 蛇口を引き抜く
- 新しい蛇口を取り付ける
- 逆止弁を取り付け、給水ホースを接続する
- 止水栓を開き、水が出るか確認する
2-1-4.注意点
自分で作業を始める前に、万が一のときのために連絡する業者を見つけておきましょう。途中で不測の事態が起こり、慌てて業者に連絡しなければならないことになる可能性は十分にあります。できるだけ自宅から近い場所にあり、すぐ駆けつけてもらえるような業者を選ぶのがおすすめです。
2-2.業者に依頼する場合
業者に依頼するメリットや依頼先をご紹介します。
2-2-1.メリットとデメリット
業者に依頼するメリットは、やはり確実に蛇口の交換ができるという点でしょう。DIYで起こりがちな失敗も、プロの業者であれば心配ありません。業者によってはアフターフォローや保証も充実しているため、その後のトラブルにも対応してもらえるでしょう。ただし、もちろん自分で交換するよりも費用は高くなります。また、信頼できる業者を探さなければならないという手間も考える必要があるでしょう。
2-2-2.どこへ依頼するのか?
蛇口の交換作業は、蛇口本体を購入したホームセンターなどに依頼することも可能です。そのほかにも、水道業者や蛇口の交換や修理を専門に受け付けている業者に依頼する方法もあります。マンションや賃貸物件の場合は、管理会社や大家にまず連絡しましょう。
3.蛇口の交換、取り付け工事つき商品について
蛇口の交換を検討するなら、取り付け工事つき商品について知っておきましょう。
3-1.取り付け工事つき商品とは?
取り付け工事つき商品とは、本体に取り付け工事の代金がプラスされている商品のことです。購入と取り付け工事の依頼が同時にできるため、別途業者を探すよりも大幅に手間を軽減できます。インターネットでも取り付け工事つき商品を購入できるため、ぜひチェックしてみてください。
3-2.メリット
取り付け工事つき商品を購入するメリットは、やはり「取り付け工事業者を探す手間がかからない」という点でしょう。基本的に蛇口を購入した店が窓口になるため、個別に業者とやり取りをする必要はありません。対応できる件数やエリアに限りがある業者の中から探すのは手間のかかることです。より手軽に蛇口の交換を行いたいなら、取り付け工事つき商品がおすすめでしょう。
3-3.商品の選び方
蛇口を選ぶ際にまず重視すべきなのが機能でしょう。蛇口の先が取り外せるようになったシャワータイプのものや、浄水カートリッジが内蔵されているものなどさまざまな商品があります。水道を使用する頻度やライフスタイルなどを検討した上で、自分の家庭に合ったものを選ぶとよいでしょう。もちろん、毎日使うものなのでデザインも重要なポイントになります。おしゃれなデザインのものを選ぶのか、シンプルなものにすべきなのか、よく考えてみてください。また、メンテナンスのしやすさについてもしっかりチェックしておきましょう。
3-4.業者の選び方
蛇口の交換工事を依頼する業者は、以下のポイントを参考にして選ぶとよいでしょう。
- 豊富な実績があるか
- 無料見積もりを受け付けているか
- 相場価格であるか
- アフターフォローは充実しているか
- 問い合わせ時の対応はよいか
4.蛇口の交換に関するよくある質問
「蛇口の交換を検討している」という人が感じる疑問とその回答をまとめました。
A.大きく差はありませんが、混合水栓は単水栓に比べると構造が複雑な分、寿命が短くなりがちでしょう。
A.劣化具合によっては高度な技術が必要になることもあるでしょう。無理に自分で交換しようとすると水もれなどが発生する可能性もあるため、業者に相談することをおすすめします。
A.既存と同じタイプの蛇口であれば、工事の手間が少なくて済むため30~1時間程度で完了します。
A.蛇口本体は1~3万円、取付工事は8,000~2万円程度が相場となっています。