
故障!? シャワーの交換(取り外し・取り付け)方法や費用相場まとめ
シャワーが壊れてしまった・ホースから水もれがする、など、シャワーのトラブルは困ってしまうものですよね。シャワーは、毎日使うものなので、不具合や不便を感じている場合は、すぐに交換を検討しましょう。シャワーを交換することで、節水・水圧調整・塩素除去など、機能面を向上させることもできます。しかし、シャワーの交換方法や、どのシャワーを選べばいいのか分からないという方も少なくないでしょう。そこで今回は、シャワーの交換方法・機能の説明・業者を利用する際のポイントなどをご紹介します。
シャワーの取り外し方・取り付け方が分からない、交換費用の相場がいくらか知りたいという方にもぴったりの内容となっています。ぜひ、最後までご覧ください。
1.シャワーを交換したい
まずは、シャワーを交換したいと思うきっかけや、交換を依頼するかどうかなどについて考えてみましょう。
1-1.シャワーを交換したいときとは?
シャワーを交換するタイミングやきっかけは、シャワーが破損したとき・高機能なものに買い替えたいとき、などがあるでしょう。シャワーは毎日使うものなので、なるべく便利なものを使いたいと思うことが多いはずです。最近では、水圧調整や塩素除去などの高機能なものも増えています。
1-2.シャワーの交換は自分できる? 業者に依頼?
シャワーの交換は、自分で行うことができます(方法は後述)。しかし、以下のような場合は、業者に依頼したほうがよいでしょう。
- シャワーホースをつける金具部分(ナット)を自分で回せない
- 固くて回せない場合は、レンチやウオーターポンプフライヤーなどの工具が必要です。1,000~2,000円程度で購入できますが、手間代なども考慮すると、最初から業者に依頼してもよいでしょう。
- シャワー以外にも、蛇口などの交換もしたい
- シャワーと蛇口の交換を同時に依頼することで、交換費用をまとめることができるかもしれません。お得なうえに楽でしょう。
1-3.シャワーの種類や便利な機能について
シャワーには、以下のような種類があります。
1-3-1.節水タイプ
排出する水に空気を含ませることで、同じ使用感で水量を減らすことができます。使うお湯の量を減らすことで、ガス代の節約にもつながるでしょう。
1-3-2.水圧調整
シャワー穴を少なくすることで、水圧をあげることができます。また、穴数を増やせば柔らかく肌あたりのよいお湯を出すこともできるのです。
1-3-3.塩素除去
ビタミンCを含んだカートリッジを装着することで、水分中の塩素を除去できます。アトピー体質の方や、肌が弱い方におすすめです。カートリッジは約2か月で交換する必要があります。
1-3-4.手元ストップボタン
シャンプーや体を洗う際に、毎回蛇口を閉めたり開けたりするのが面倒な場合には、手元ストップボタンのついたシャワーがおすすめです。手元にボタンがあれば、水をこまめに止めるようになるので、節水にもつながります。
2.シャワーの交換方法
つぎに、シャワーを自分で交換する際の、取り外し・取り付け方や、費用相場などをご紹介します。
2-1.シャワー交換の際に使う道具
市販されているシャワーには、シャワーヘッド・シャワーホースが入っています(アダプターが複数種類入っているものもあります)。基本的には素手で作業ができますが、場合に応じて以下のものを準備しましょう。
- レンチもしくはウオーターポンプフライヤー(ナットが手で外せない場合に使用)
- アダブタ(シャワーホースがナットに合わなかった場合は別途購入する)
- 軍手・ゴム手袋(手が汚れるのを防ぐため)
2-2.シャワーの交換方法・流れ
2-2-1.シャワーを取り外す方法
シャワーホースの根本は、蛇口の下方にあるナットにつながっています。まずは、このナットを外しましょう。手で回せない場合は、レンチなどの工具が必要です。長年使っているものは、レンチを使っても固くて回せないことがあります。どうしても回らない場合は、力任せにするのではなく、業者に依頼しましょう。
2-2-2.シャワーを取り付ける方法
アダプターがある場合は、印字・刻印されたアダプターの種類を確認し、外した部分の金具に手で回し込みます。アダプターがついたら、シャワーホースを差し込んでください。手で回して、止まる感触がしたらOKです。最後に、シャワーホースにシャワーヘッドを取り付けてください。こちらも、止まるところまで回し込みます。
2-3.費用
市販のシャワーヘッドとシャワーホースは、3,000~20,000円程度で購入することができます。高機能なものになれば、当然価格は高くなるでしょう。
2-4.注意点
シャワーを交換する際は、念のためシャワーフックも確認しておきましょう。シャワーフックは、基本的にどのシャワーもひっかかるようになっています。しかし、フックに対してシャワーが大きいとひっかからず、使うことができません。サイズが合わなそうな場合は、フックの交換も検討しましょう。
3.シャワーの交換を業者へ依頼する
自分でシャワーを交換できない場合は、業者に依頼しましょう。業者に依頼する際のポイントをご紹介します。
3-1.シャワー交換はどこへ依頼するか?
シャワーの交換は、ホームセンターや工務店などに依頼できます。シャワーヘッドを購入した店舗に依頼すると楽でしょう。
3-2.シャワー交換までの流れ
シャワー交換を業者に依頼する際の、基本的な流れは以下のとおりです。
- 店舗でシャワーヘッドを選ぶ
- 店頭で、シャワーヘッドの交換工事を依頼する
- 工事日を決める
- 訪問・交換作業(30分程度)
- 支払い
あらかじめ、浴室やシャワーの写真、もしくは取り外したシャワーホースを店舗へ持って行くと、はまるアダブタ―の種類が確認できるので、スムーズです。
3-3.シャワー交換の工事料金について
シャワーの交換費用は、出張費込みで5,000~8,000円が相場です。別途シャワーヘッドとホース代がかかります。
3-4.注意点
シャワー交換作業は、自分でもできる作業ですが、ナットを回したりアダプターを確認したりと、初心者にとっては難しいこともあるのです。自信がない方や、費用よりも安心を取りたいという方は、業者に依頼することをおすすめします。
4.よくある質問
Q.今使っているシャワーにどれが合う種類が分からないのですが
A.水栓や蛇口・シャワーなどに型番シールがはってあるか、刻印してあるので確認しましょう。型番が読めない場合は、シャワーホースを外してお店に持って行くと確実です。
Q.古いシャワーの処分方法は?
A.自治体のゴミ分類によりますが、不燃ゴミとしているところが多いでしょう。ただし、ホース部分はプラスチックゴミ、ヘッド部分は金属ゴミ(不燃ゴミ)としているところもあるので、お住まいのゴミ分類をチェックしてみてください。
Q.シャワーヘッドの寿命は?
A.使用頻度によりますが、約5~6年で交換したほうがよいでしょう。
Q.シャワーヘッドのお手入れ方法は?
A.毎日使うシャワーヘッドは、水アカやせっけんカスなどで意外に汚れています。シャワーの目詰まりは、ようじや歯ブラシなどで優しく取りましょう。また、クエン酸を目部分にパラパラとかけて数十分放置しておくと、水アカが取れやすくなります。カビが生えないように、使用後はからぶきしましょう。
Q.シャワー交換で節水するポイントは?
A.節水目的でシャワーを交換する人が多い傾向があります。シャワー交換によって節水効率をあげたい場合は、以下のポイントを抑えましょう。
- 節水を売りにしているシャワーヘッドを選ぶ
- 使用時は、水をこまめに止める(そのため、手元ストップボタンのあるものがおすすめです)
- シャワー交換前・交換後の水道料金をチェックする
5.まとめ
シャワー交換のポイントについてご紹介しました。シャワーヘッドは、約5年使うことになります。1万円のものを買ったとしても、1年2,000円で済むのです。今のシャワーヘッドに不便さを感じている方は、この機会にぜひ交換してみてはいかがでしょうか。自力で交換する自信がない方は、業者の利用もおすすめです。