
自分でもできるウォシュレットの取り付け!コツと方法を覚えておこう
引っ越しや故障などをきっかけに、ウォシュレットを買い替えることがあるでしょう。新しく買ったときに問題になるのは、取り付けについて。最近では、家電量販店以外にインターネットで費用を抑えて購入するケースも目立ちます。
インターネットでの購入は同じ商品でも店頭より安く買えるメリットがある反面、取り付けを自分で行わなければならないデメリットもあるのです。しかし、取り付けはポイントをしっかり抑えておくと、自分で行うこともできます。難しいと思っている方や初めて取り付けを行う方も、この記事を参考にしてウォシュレットの取り付けを行ってみてください。
1.ウォシュレットの交換に必要な道具
ウォシュレットを購入して取り付けまで依頼した場合、本体価格と工事費用を合わせて5万円程度かかると予想されます。多機能なウォシュレットほど高額になるため、費用はなるべくかからない方法で取り付けしたいと思う方もいるはずです。自分で取り付けを行うなら、工賃を抑えることができます。
ウォシュレットを購入すると、必要な工具が同梱(どうこん)されているので問題ないでしょう。水道栓を止めて作業することが前提で、自分でドライバーを用意しておくと安心です。古い便座を取り外すために、モンキーレンチを用意しておくと便利でしょう。
購入時は、必要な工具が揃(そろ)っているか確認してください。
2.ウォシュレットの外し方
ウォシュレットの交換をするためには、今あるものを外すことから始めなければなりません。取り付け方は取り扱い説明書に記載されていても、詳しい外し方について触れていないことが多いものです。購入したけれど方法がわからないという方は、ぜひ参考にしてみてください。
2-1.普通便座も取り外す
ウォシュレットを取り付けるためには、古いウォシュレット便座だけではなく普通便座も取り外しが必要です。
普通便座はウォシュレット便座より取り外しが簡単で、便座の裏側にあるナットを緩めて行います。2箇所のナットで固定されているだけですので、左方向へ回して外してください。モンキーレンチを用意しておくと簡単です。
ナットを緩めた後は、パッキンなどのパーツと一緒に上に持ち上げて外します。引き抜くように真上に持ち上げるといいでしょう。
2-2.ウォシュレットは水を止めてから外す
ウォシュレットは普通便座より少し手間がかかりますが、特別な技術などは不要です。コツを抑えていれば、誰でもできます。
最初に止水栓を閉めてください。トイレタンクの横にある栓の溝にドライバーを差し込んで曲げるだけで、簡単にトイレの水を止められます。ハンドルを回して止めるタイプもあり、ご自宅の止水栓の状態を確認しましょう。作業時に水漏(も)れが発生しないよう、必ず水を止めるようにしてください。
2-3.トイレタンクと給水管を外す
止水栓を止めたら、トイレタンクを外しましょう。トイレタンクは、持ち上げるだけで済むものとナットで固定されているものがあります。
ウォシュレットの付属品であるフレキシブル管を取り付けるために、既存の給水管を取り除くことが必要です。金属部分を押さえながらモンキーレンチで外してください。給水栓と合わせて、モンキーレンチで左に回し、分岐金具を外しましょう。
トイレタンク・給水栓・分岐金具を取り外したら、アース線と電源も抜いてください。
3.ウォシュレットの取り付け方
ウォシュレットの取り付けは決して難しいものではなく、特殊な技術もいりません。基本的には、購入したウォシュレットの取り扱い説明書を参考にしながら行うだけです。
取り付けの流れをご紹介します。
3-1.ベースプレートの設置
最初に行うのは、付属品のベースプレートの取り付けです。ベースプレートはウォシュレットを固定する土台であり、取り付けないとぐらつきの原因にもなります。
多くのベースプレートはプラスチック製で、裏側にゴムを配置し、ベースプレートの表側からネジで固定していきましょう。ベースプレートを微調整し、ウォシュレットの位置を決めてください。便座からずれて設置しないように注意して固定しましょう。
ベースプレートのネジは固く締め、ウォシュレットがぐらつかないようにしなければなりません。
3-2.分岐金具の取り付け
古いウォシュレットを取り外す際に分岐金具を外しましたが、新しいウォシュレットの取り付けにも付属の分岐金具を設置する必要があります。
分岐金具の取り付けは、モンキーレンチでしっかり固定するようにしてください。ナット内にゴムパッキンをはめ込みます。ただし、強く回してしまってゴムパッキンがちぎれることがあるため、力いっぱい回さないようにしましょう。購入したウォシュレットに、ナットレンチが付属されていることがあります。
3-3.給水管の取り付け
ウォシュレットの取り付けは、取り外しと逆の手順で行うだけです。既存の給水管を使うこともできますが、ほとんどのウォシュレットには新しいフレキシブル管が付属しています。
フレキシブル管は長さ調整が必要で、長すぎると見栄えも悪く、きちんとはまらないこともあるでしょう。給水管の取り付けにはモンキーレンチを使い、上と下をナットで固定してください。
3-4.ウォシュレット便座をはめる
分岐金具と給水管を取り付けたら、ベースプレートの上にウォシュレット便座をはめ込みます。ウォシュレット便座をうまくはめるためには、スライドするようにベースプレートに押し込むといいでしょう。カチンと音が鳴ったら完了です。
すべて終えた後は、電源とアース線を差し込んでください。
4.まとめ
ウォシュレットを取り付ける方法についてご紹介しました。
- ウォシュレットの交換に必要な道具
- ウォシュレットの外し方
- ウォシュレットの取り付け方
ウォシュレットの取り付けを業者に依頼するなら、購入費用と工事費用合わせて5万円ほどかかります。取り付けには特別な技術は必要なく、手順とコツを覚えておくだけで自分でも可能です。
止水栓で水を止め、分岐金具・給水管を外してから新しいウォシュレットを設置します。古いウォシュレットの取り外しと逆の手順で取り付けていくだけです。
ドライバーとモンキーレンチがあると便利でしょう。購入したウォシュレットに付属しているナットレンチも使えます。がたつきがでないよう、ベースプレートをしっかり固定してください。