押入れリフォームで利便性アップ!「使いにくい」を解消するには?

押入れをリフォームして、今までとは違った使い道をしたいと思いませんか? 押入れはもともと、布団や使わない家具などを収納するためのスペースです。「奥行きがあるので奥のものを取り出しにくくなる」「仕切りが少なくて収納しにくい」という悩みも多いでしょう。そんな押入れをリフォームしたり改造したりして、活用の幅を広げてみたいものですよね。この記事では、押入れをリフォームするメリットやリフォームの種類などを詳しくご紹介したいと思います。

  1. 押入れのリフォームについて
  2. 押入れをクローゼットにリフォームしよう
  3. 押入れをクローゼット以外にリフォームする方法
  4. 押入れのリフォームに関するよくある質問

この記事を読むことで、押入れの上手なリフォーム方法が分かるはずです。ぜひ参考にして押入れスペースを活用してください。

1.押入れのリフォームについて

まずは、押入れリフォームのアイデアやリフォームするメリットなどをご紹介しましょう。

1-1.クローゼットにリフォームする場合が多い

押入れのリフォーム方法を検討したとき、「クローゼットにしたい」と思う人は多いでしょう。そもそも押入れは奥行きが80~90cmほどあり、布団以外のものを収納すると「奥のものを出し入れしにくい」という難点があります。このように、「収納は欲しいけれど押入れは使いにくい」と考えた人が、クローゼットへのリフォームを検討することが多いでしょう。クローゼット以外にも、押入れを解体してベッドや書斎、本棚などとして活用するアイデアもおすすめです。

1-2.リフォームすることで利便性がよくなる

押入れをリフォームすることで、より利便性がよくなります。今まで収納スペースとして押入れを活用しきれていなかった人も多いでしょう。クローゼットにリフォームすれば洋服や小物なども収納しやすくなり、便利に使えるようになるというのが最大のメリットです。また、和室を洋風にイメージチェンジする場合なども、部屋の雰囲気に合わせることができます。

1-3.湿気対策を忘れずに

押入れのリフォームをする際は、湿気対策も忘れずに行うようにしましょう。押入れは布団やものを入れっぱなしにしておくことが多いため、湿気がこもりやすい場所です。カビや結露が発生している可能性があるため、リフォームの際には断熱材や湿気対策クロスを使用することをおすすめします。

2.押入れをクローゼットにリフォームしよう

押入れをクローゼットにリフォームする場合、いくつかの方法があります。

2-1.クローゼットへのリフォーム例

押入れをクローゼットにリフォームする例をいくつかご紹介しましょう。

2-1-1.引き出し付きの収納家具を設置する

押入れの奥行きをそのまま活用する場合は、引き出し付きの収納家具を設置する方法がおすすめです。「奥のものが取り出しにくい」という問題も解決するでしょう。アイテムごとに収納できるため、どこに何が収納してあるか分かりやすいクローゼットになるはずです。

2-1-2.押入れ全体をウォークインクローゼットに

押入れとして使っていた部分を活(い)かして、ウォークインクローゼットにする方法もあります。収納スペースをより充実させることができるため、収納の悩みが大幅に改善するでしょう。

2-1-3.扉だけ変えるリフォームも

和室を洋風にイメージチェンジしたい場合、押入れの中身はそのままで扉だけ洋風にリフォームすることも可能です。扉を変えるだけでも部屋の雰囲気を大きく変えることができるでしょう。

2-2.費用相場を把握しておくことが大切

押入れをクローゼットにリフォームする場合の費用相場をまとめました。

  • 押入れの解体・撤去:1万円
  • 棚板・パイプの設置:1万5000円
  • クローゼットの壁・床の補強:1万円
  • 扉取り付け:6万円
  • ウォークインクローゼットへのリフォーム:20~50万円

2-3.まずは無料見積もりを

まずは、複数のリフォーム業者に無料見積もりを依頼しましょう。その結果を比較して業者を選び、工事日程を決定してください。リフォーム工事にかかる日数は、棚板の取り付けなど小規模なものであれば、1日で完了する場合がほとんどです。ウォークインクローゼットにするリフォームの場合は3日~1週間ほどかかることもあるため、事前に確認しておきましょう。

3.押入れをクローゼット以外にリフォームする方法

押入れ部分を活用して、クローゼット以外にリフォームする方法についてもご紹介しましょう。

3-1.収納以外の機能をプラス

押入れを撤去し、その部分に収納以外の機能をプラスする方法もあります。たとえば、カウンターを取り付けて書斎として活用できるスペースにするのもおすすめです。新たな空間として有効利用できるでしょう。そのほかにも、家事カウンターを取り付けて洗濯物をたたんだりアイロンをかけたりするスペースとして利用することも可能です。使い道はいろいろあるため、検討してみるとよいでしょう。

3-2.空間の広さを利用して本棚に

奥行きがある広い空間を利用して、大量の本を収納できる本棚にするのもおすすめです。スライド式の造り付け家具を取り付ければ、出し入れしやすい本棚として活用できるでしょう。

3-3.床の補強工事が必要な場合もある

押入れをリフォームして別の使い道を考える場合、床の補強工事が必要になる可能性もあります。クローゼットやほかの使い方をしたときに、重量に耐えられなくなってしまう恐れがあるのです。リフォーム業者に相談して床の強度を確認してもらい、必要であれば補強工事をしましょう。

4.押入れのリフォームに関するよくある質問

「押入れをリフォームしたい」という人が感じる疑問とその回答をまとめました。

Q.押入れをクローゼットにする場合、どんな種類の扉がありますか?
A.一般的に多く使われているのは、折れ戸タイプの扉でしょう。2つに折って開かれるため、開閉スペースが狭くても利用可能です。そのほかにも、ドアのように開くタイプの扉や、引き違い戸タイプの扉などがあります。

Q.ウォークインクローゼットのメリットを教えてください。
A.大きな荷物も収納できること、大量のものをまとめて収納できることが大きなメリットでしょう。また、壁に鏡を設置してクローゼット内で着替えることも可能です。

Q.簡単なリフォームであれば自分でもできますか?
A.中断を取り外す、扉の色を塗り替えるなど、簡単なリフォームであればDIYも可能でしょう。大規模なリフォームは床の補強なども考えなければならないため、業者に依頼するべきです。

Q.賃貸物件で押入れのリフォームをしてはいけませんか?
A.基本的に、賃貸物件を自分でリフォームすることは不可能です。ただし、ふすまを取り外してカーテンにする、ハンガーラックを設置して収納しやすくするなど、元に戻すことができる程度の改造であれば、問題ないでしょう。

Q.信用できるリフォーム業者の選び方を教えてください。
A.実績が豊富で無料見積もりを受け付けている業者、親切でスピーディーな対応をしてくれる業者を選ぶようにしましょう。また、アフターサービスが充実しているかどうかも重要なポイントになります。

まとめ

いかがでしたか? 押入れのリフォームアイデアや注意点などを詳しくご紹介しました。押入れをリフォームすることで、生活がより便利で快適なものになるはずです。「クローゼットにリフォームすることはできるのか?」「もっとよい使い道はないか?」と悩んでいる人は、ぜひこの記事を参考にしてください。