
内装リフォームで失敗しないための5項目!業者選びのポイントとは?
「内装リフォームに失敗しないためにはどうしたらよいのか?」とお悩みの人は多いでしょう。リフォームにはさまざまな種類のものがあり、どこをどのようにリフォームしたいかによって、費用も大きく変わってきます。理想どおりにリフォームするために、この記事では工事の流れや業者選びのポイントなどをまとめてご紹介しましょう。
この記事を読むことで、どのようにリフォームをすすめていくべきか分かるはずですよ。
1.内装リフォームとは?目的やメリットは?
リフォームによる内装工事にはどのような種類のものがあるのでしょうか。また、その目的やメリットについてもご紹介します。
1-1.内装リフォームの種類
まずは、内装リフォームの主な種類をご紹介します。
1-1-1.人気ナンバーワン!壁紙クロス張り替えリフォーム
壁紙クロスの張り替えリフォームは、最も人気の高いリフォーム工事です。壁紙クロスを張り替えると、まるで新築に引っ越したような新しい雰囲気を味わうことができます。また、経年劣化でボロボロになってしまった壁紙クロスを新しくすることで、気持ちよく暮らすことができるでしょう。最近は消臭や抗菌など、さまざまな機能を持つ壁紙クロスも登場しており、注目を集めています。壁紙クロスの張り替え工事にかかる費用は比較的安価であるため、最も手軽なリフォームと言えるでしょう。
1-1-2.最も清潔で使い勝手をよくしたい!水周りのリフォーム
キッチンやトイレ・浴室・洗面所などの水周りは、最も清潔にしておきたい場所です。家族全員が毎日使うため、使い勝手のよさも求められるでしょう。汚れや使いにくさがストレスにつながらないよう、リフォームを希望する人も少なくありません。最近は機能性の高い製品も次々に登場し、限られた空間でもより快適な水回り空間を作り出すことが可能になりました。
1-1-3.内装の雰囲気を左右する!フローリングリフォーム
フローリングリフォームも、壁紙クロス同様、色や素材によって内装の雰囲気を大きく変えることができます。「フローリングの傷や汚れが気になる」「床が固くて冷たい」「インテリアの雰囲気に合っていない」など、フローリングのリフォームを検討する理由はさまざま。広い面積を占める部分だからこそ、理想のフローリングを手に入れたいものですよね。
1-1-4.今がリフォームのタイミング!雨漏り修理
天井や壁に雨漏り跡を見つけたときは、内装リフォームを検討するタイミングと言えるでしょう。雨漏りの原因は1つではないため、慎重に調査してどこをどのようにリフォームすべきなのか考えなければなりません。放置しておくと黒カビが発生して家族の健康に悪ないです。
1-2.内装リフォームの目的を明確にしよう!
内装リフォームの目的は人それぞれです。その目的を明確なものにすることで、リフォームの方向性がはっきりします。内装リフォームの目的にはどのようなものがあるのでしょうか。
1-2-1.直すためのリフォーム
住居者が感じているマイナスポイントを直すためのリフォームです。たとえば、「室内が寒い」「扉の締まりが悪い」など、今現在不自由に感じている部分を修理・補強することで、快適な住まいを手に入れることを目的としています。
1-2-2.見直すためのリフォーム
現在の住まいを見直すことで、もっと快適な暮らしが手に入ります。「使っていない部屋を有効活用したい」「キッチンが狭くて使いにくい」などという不満を解消するためにリフォームを行う場合もあるでしょう。
1-2-3.加えるためのリフォーム
生活の中で「こんなものが欲しい」「あればもっと暮らしが快適になるはず」と思うことがある人は、加えるためのリフォーム、つまり「リノベーション」を検討してみましょう。新たに設置することで、生活が見違えるほど便利になる可能性もありますよ。
1-3.内装リフォームを行う3つのメリット
内装リフォームにはどのようなメリットがあるのでしょうか。リフォームするべきか悩んでいる人、建て替えとリフォームどちらにするか迷っている人も、ぜひ参考にしてみてください。
1-3-1.愛着のある住まいを壊す必要がない
リフォームの最も大きなメリットは、今まで住んでいた愛着のある家を壊す必要がない、ということです。家族の思い出が詰まって家を壊すことに抵抗を感じる人も多いでしょう。リフォームであれば、思い出をそのまま残し、より快適な住まいを手に入れることができるのです。
1-3-2.工事期間と予算を抑えることができる
建て替えに比べて工事期間と予算を大きく抑えることができるのも、リフォームのメリットです。修理したり取り替えたりしたいと思っても、予算が気になってなかなか実行に移すことができない人も多いでしょう。しかし、リフォームの場合は希望の予算に合わせて工事内容を変更することも可能です。新築と比べて工事期間も短くて済むため、手軽な工事と言えるのではないでしょうか。
1-3-3.住みながら工事ができる
新築を建てるとなると、工事の間の仮住まいを用意しなければなりません。荷物をすべて別の場所に移して、そこで生活を送るのは大変なこと。リフォームの場合は、大規模な工事でない限り、そのまま住み続けることが可能です。工事の進行状況なども直接目で確認することができるため、安心してお任せすることができるのではないでしょうか。
2.内装リフォームの事例紹介
内装リフォームの事例や最近の傾向・細かな修繕についてご紹介します。
2-1.よくある内装リフォームの事例紹介
内装リフォームを検討するのはどのようなときなのでしょうか。よくある事例としては、以下のようなものがあります。
- 壁紙がはがれた
- 壁紙に黒カビが生えてしまった
- ドアの調子が悪く、閉まらない
- 床をフローリングに変えたい
- キッチンが狭くて使い勝手が悪い
- 廊下や隣室との段差をなくしたい
- リビングの方角を変えたい
- 水回りが古くなってしまった
- 内装をもっとおしゃれにしたい
2-2.最近の内装リフォーム、その傾向とは?
最近のリフォーム傾向としては、単なる「便利さ」や「新しさ」ではなく「豊かに暮らすことができるかどうか」を重視する人が増えています。つまり、今のままでも十分住むことができるけれど「もっと気持ちよく暮らしたい」という気持ちが反映されたリフォームが多くなっているのです。たとえば、以下のような希望が増えています。
- 来客用のスペースをなくして家族で過ごす空間を充実したものにしたい。
- 音楽や映画を思いきり楽しむために、ホームシアターや書斎を設けたい。
- 普段見えない場所に洗濯物を干す専用スペースが欲しい。
このような生活の質的向上を求める傾向が、最近のリフォームにはあるということです。
2-3.細かな修繕も依頼できるの?
今は「どこに依頼すればよいのか分からない」というような、細かな修繕についても受け付けている業者が増えてきています。たとえば「階段に手すりをつけたい」「壁紙の一部がはがれてしまった」「壁に棚を取り付けたい」など、ちょっとした工事も依頼できるのはうれしいですよね。
ほんの少しの「住みにくさ」を快適なものにするために、ぜひ相談してみるとよいでしょう。
2-4.賃貸物件でも内装リフォームは可能?
借りている部屋のリフォームができるかどうかは、オーナーさんの考え方によります。実際に、畳やフローリングの交換や浄水器・食器洗浄機の取り付け・温水洗浄便座の設置などは、オーナーさんの許可を得て実践している人も多いということです。ただし、基本的には「退去時に元の状態に戻す」ことが条件になります。
3.内装リフォーム工事の流れを把握しよう!
内装リフォーム行う場合、まずは何から始めたらよいのでしょうか。発注方法や工事の流れ・注意点などを解説します。
3-1.内装リフォーム工事はどこに依頼するの?
内装リフォームをどこに依頼するかは重要なポイントです。リフォーム工事の依頼先は数種類あり、規模や目的に応じて選択する必要があります。
3-1-1.総合的にリフォームを実施できる「総合リフォーム業者」
設計から工事まで総合的に実施できる業者です。独立したリフォーム会社を設けているところや、企業の一部門として扱っているところもあります。
3-1-2.リフォームのノウハウを持つ「リフォーム専門業者」
小さな修繕から間取り変更まで、幅広く対応する会社が多くなっています。もともとは工務店や設備工事店であった業者がほとんど。リフォームを専門としているため、豊富な経験を持っているのが特徴です。
3-1-3.オリジナルデザインに強い「設計事務所」
デザインを重視したい場合のリフォームには最適です。実際の作業は下請け会社が行うことになります。リフォーム費用と別に設計料が必要になるため、割高になる場合がほとんどです。
3-2.内装リフォーム工事の流れと期間
内装リフォーム工事の流れと一般的な期間についてご紹介します。
3-2-1.内装リフォーム工事の流れ
内装リフォームを依頼した場合、工事の流れは一般的に以下のようになります。
①工事依頼
②現場調査
③見積もり提示
④契約
⑤施工
⑥引き渡し
⑦アフターフォロー
3-2-2.内装リフォーム工事にかかる期間はどのくらい?
一般的に、内装リフォーム工事にはどのくらいの期間がかかるのでしょうか。主なリフォーム内容を例に挙げてご紹介します。
- 壁のクロス張り替え 2日~
- 天井のクロス張り替え 1日~2日
- フローリング・カーペットの張り替え 1日
- キッチン取り替え 1週間
- ユニットバスへの入れ替え 3~5日
- 洗面所の交換 1日
- トイレの交換 1日~5日
3-3.内装リフォーム工事を依頼する際の注意点
内装リフォーム工事を依頼する際には、いくつか注意点があります。後悔することのないように、しっかりと把握しておきましょう。
3-3-1.依頼の際には図面を用意する
契約後のトラブルを避けるためにも、工事を依頼する際にはできるだけ住宅の図面を用意してください。給排水管や電気配線などが分からないまま契約するのは危険です。図面が用意できない場合は、しっかりとした現場調査を行ってくれる業者に依頼することをおすすめします。
3-3-2.工事期間と内容を確認する
工事が長引くと近所に迷惑をかける恐れがあります。工事期間のスケジュールがしっかりと組まれているか確認し、近所にも挨拶をしておきましょう。また、工事内容が目的と合っているかどうかもチェックすることも忘れないでください。
4.内装リフォームは業者選びが重要!価格相場やアフターサービスは?
内装リフォーム工事を行う上で、業者選びはとても重要です。失敗しないリフォームのためにも、業者選びのポイントや価格の相場などを知っておきましょう。
4-1.内装リフォームの業者選びにはこんなポイントがある!
内装リフォーム業者を選ぶ際には、以下のポイントを押さえておきましょう。
4-1-1.良心的な業者を見極める!
内装リフォームを行っている業者は全国にたくさんあります。しかし、そのすべてが信頼できる良心的な業者というわけではないということを覚えておきましょう。まずは、業者の実績を確認してください。安さを売りにしている業者よりも、確実な実績を持っているかどうかが重要です。ホームページなどに施工例が載っている場合は、慎重にチェックしましょう。また、見積書の詳細を詳しく説明してくれる業者であるかどうか、担当者が丁寧に応対してくれるかどうかも大切なポイントになります。
4-1-2.こんな業者には注意が必要!
悪質な業者には以下のような特徴があります。このような業者には依頼しないよう気をつけましょう。
- 安さだけを売りにしている、または極端に値引きをする
- 見積書の内容が不明確
- 飛び込み営業で長時間居座り、リフォームをすすめてくる
- 営業マンの知識が浅く、施工業者や職人について説明ができない
もちろん、上記のような業者がすべて悪質というわけではありません。しかし、信用できない要素はあるということです。実際にその業者を利用した人たちの口コミなども参考にして、慎重に業者選びをしてください。
4-2.内装リフォームにかかる価格の相場は?
改装工事には定価がないため、同じリフォーム内容でも業者によって価格は異なります。価格の相場を知っておくことは、業者を選ぶ際にも重要なポイントになるでしょう。そこで、部位別の費用相場をまとめてみました。たとえば、システムキッチンへの交換には50~100万円ほど、オール電化への変更には100~200万ほどかかります。
壁紙クロスやフローリングの交換は、6畳ほどの広さで10万円程度、12畳なら20万円程度を目安にするとよいでしょう。
4-3.業者ごとの見積もりを比較しよう!
当然、見積もりの出し方も業者によって違いがあります。事前に各業者の見積書の内容を確認しておくことが大切です。業者を探す際には、必ず複数の業者に見積もりを依頼し、比較してから決めるようにしてください。1社1社に電話をして見積もりを依頼するのは大変な作業であるため、一括見積もりサイトを利用することをおすすめします。
http://www.erabu-reform.com/
4-4.アフターメンテナンスにも業者ごとの違いがある!
業者を選ぶ際には、アフターメンテナンスの内容も要チェックです。最近は「工事後10年間のアフターサービス」を売りにする業者も増えてきています。不具合が起きたときだけ来てくれるのか、不具合がなくても定期的にチェックしてくれるのかについても重要なポイント。見積もりだけでなく、アフターサービスについても細かく調べておきましょう。
5.内装リフォームの修繕・修理について
劣化や故障などの不具合によって内装リフォームを検討する場合、その必要性や耐用年数について解説します。
5-1.メンテナンスの種類と必要性
修繕や修理が必要になる不具合には、主に以下のようなものがあります。
- 浴室のタイルにひび割れが発生した。
- 壁髪クロスのはがれや黒カビの発生。
- トイレの結露。
- 給湯器やガスコンロの調子が悪い。
- 雨漏りが発生した。
このような不具合に対しては、早めの対処が必要です。放っておくと危険な場合も。内装リフォームは見た目の問題だけでなく、家族の安全を守るために必要な場合もあります。
5-2.耐用年数はどのくらい?
築10年が経過したころから、内装リフォームを検討するような不具合が発生するようになります。たとえば、壁紙クロスの汚れが目立ち始めたり、システムキッチンに組み込まれているコンロの寿命が近づくのはこのころでしょう。特に給湯設備は10年で故障が発生する確率が高くなるため、この機会にオール電化住宅へのリフォームを検討する人も多くなっています。
5-3.自分で修繕できるケースも!
不具合が発生したからと言って、必ずしもリフォームをしなければならないというわけではありません。不具合の程度や箇所によっては、自分で修繕できるケースもあるのです。特に壁紙の貼り替えは比較的DIYしやすく、汚れやはがれによって劣化した壁紙を一新してみるのもおすすめ。
ほかにもセルフリフォームが可能な箇所には、フローリングや畳の貼り替えや自作棚の作成などがあります。
ただし、水周りの配管や電気の配線・ガスの配管がかかわってくる修繕にかんしては、業者に依頼した方が安全です。
6.内装リフォームにかんするよくある質問
内装リフォームを検討している人たちが感じるであろう疑問を「よくある質問」とその回答としてまとめてみました。ぜひ参考にしてください。
Q.どのくらいの年数で内装リフォームを検討する必要がありますか?
A.およそ10年を経過すると、建物の内装には何らかの劣化が確認できるようになります。生活に不具合が生じていなくても、定期的なチェックをしておくようにしましょう。
Q.リフォームにかんする情報を集めるにはどうしたらよいですか?
A.リフォームにかんする情報は、雑誌やチラシ・カタログ・ウェブサイト・ショールームなどで集めることができます。その中でもおすすめなのは、住宅や設備メーカーのショールームを訪問すること。実際に現物を見ることでイメージをつかみやすくなるでしょう。
Q.工事費以外にも発生する費用はありますか?
A.大がかりなリフォームの場合は、工事費以外にも資材置き場や工事車両用の駐車場代金が発生する場合もあります。また、仮住まいが必要になる場合は、家賃や引っ越し代が必要になるでしょう。
Q.提示された見積金額が妥当かどうか判断するにはどうすればよいですか?
A.あやふやな記載がある場合は、必ずどういう意味なのか、何が含まれているのかを確認するようにしてください。質問に対してしっかりとした答えが返ってくるようであれば、その業者を信頼して問題ないでしょう。
Q.内装リフォームの相談には費用がかりますか?
A.たいていのリフォーム業者では、リフォームにかんする相談を無料で受け付けています。「建て替えとリフォームで迷っている」「リフォームにどのくらい時間がかかるのか知りたい」など、さまざまな疑問や不安に答えてくれるでしょう。まずは、無料相談を受け付けている業者を探してみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。内装リフォームの種類やメリット・流れなどをまとめてご紹介しました。内装リフォームは暮らしを豊かにするだけでなく、建物自体の寿命を延ばす上で重要なものです。ぜひこの記事を参考にして、後悔のないリフォームを行ってください。