屋根のリフォーム方法や費用は? 高品質な工事を安く依頼するコツ!

「そろそろ屋根のリフォームをしたいけどどうすればいいのだろう」などと、お悩みではないでしょうか。屋根をリフォームしたくても、どんな方法があるのか、費用はどのくらいかなど、分からないことが多いですよね。せっかくリフォームするなら、高品質で満足できる仕上がりを手に入れたいことでしょう。

そこで今回は、屋根のリフォーム方法や費用について詳しく解説します。

  1. 屋根のリフォームについて
  2. 屋根の劣化事例を紹介
  3. 屋根のリフォームの種類
  4. 屋根のリフォーム工事を依頼する方法
  5. 屋根のリフォーム工事に関するよくある質問

この記事を読むことで、屋根のリフォーム工事の方法や費用などがよく分かり、満足できる工事を依頼できます。まずは、記事をじっくり読んでみてください。

1.屋根のリフォームについて

最初に、屋根のリフォームの基本を見ていきましょう。

1-1.屋根のリフォームとは?

屋根のリフォームは、経年などにより傷みが激しくなったり、色合いなどの外観を変えたかったりする場合に行います。屋根は、家の外観を決定する要素のひとつです。好みの色合いやスタイルを実現するために、積極的にリフォームする人が増えています。また、防水や断熱などの機能を付加したり、地震に備えて耐震性の高い屋根材を選んだりする人も増加中です。

1-2.屋根をリフォームする必要性やメリット

屋根は、直射日光や風雨などから家を守る役割があります。屋根があるおかげで、屋内では直射日光や雨の影響を直接受けずに済むのです。しかし、屋根は経年などにより、徐々に劣化します。また、台風や豪雨・地震などの自然災害により、大きなダメージを受けることもあるでしょう。そのため、屋根は一定期間ごとにリフォームする必要があります。屋根をリフォームメリットは、以下をご覧ください。

  • 外観がよくなる
  • 耐震性が上がる
  • 断熱性や防水性が高まる

1-3.屋根の耐用年数

屋根の耐用年数は、素材によって異なります。具体的には、以下を参考にしてください。

  • スレート:15~25年程度
  • トタン:10~20年程度
  • ガルバリウム鋼板:20~30年程度
  • 日本瓦:50~100年

1-4.屋根をリフォームするべき時期や理由は?

屋根をリフォームすべき時期は、以下のようなタイミングです。

  • 台風シーズン前
  • 雨もりが見られる
  • 屋根の傷みがひどい
  • 耐用年数を経過した

また、以下のような理由があるときにもおすすめです。

  • 耐震性を高めたい
  • 断熱効果がほしい
  • 家の外観を変えたい

2.屋根の劣化事例を紹介

屋根が劣化したときの主な症状を詳しく解説します。

2-1.ひび・割れが発生している

屋根の素材が劣化すると、ひびや割れが発生します。部分的に白くなったりコケが生えていたりすることもあるでしょう。ひびや割れは雨もりの原因となるだけでなく、屋根の一部が強風で落下して人を傷つける恐れもあるので気をつけてください。台風シーズンの前に早急な対策が必要です。

2-2.トタンが破損・めくれを起こしている

トタンが劣化すると、何らかの原因で破損・めくれが生じてきます。トタン屋根は特に強風に弱く、台風などでふき飛ばされる可能性があって危険です。また、雨もりがする場合も、トタン屋根の破損やめくれが原因のことが多いでしょう。

2-3.屋根にカビやコケが生えている

屋根の素材が傷むと、カビやコケが生えやすくなるものです。カビやコケは、放置すると繁殖し、屋根の劣化を早めます。屋根を目視してカビやコケを確認できるようなら、速やかにリフォームを検討したほうがいいでしょう。なお、屋根材が傷んでいなければ洗浄と塗装のやり直しで済むこともあります。

3.屋根のリフォームの種類

屋根のリフォームの種類や選び方など、詳しく解説します。

3-1.主なリフォーム工法

屋根の主なリフォーム工法を詳しく解説します。

3-1-1.葺(ふ)き替え

葺(ふ)き替えとは、現在の屋根を取り除き、新たに屋根を作る方法です。費用と時間はかかりますが、仕上がりが美しく、軽い屋根になります。瓦屋根の重さが気になる場合などは、軽い素材の屋根への葺(ふ)き替えがおすすめです。

3-1-2.カバー工法

カバー工法とは、現在の屋根をそのまま残し、上から新しい屋根材を設置する工法です。現在の屋根材を撤去せずに済むため、工事費用を抑えることができます。ただし、屋根が重くなるため、下地が傷んでいる場合には向きません。また、建物に大きな負担になることがあるので、カバー工法を希望する場合は業者とよく相談してください。

3-1-3.防水工事

防水工事は、屋根の雨もりが気になるときや台風シーズン前に行うことをおすすめします。防水シートを屋根に敷いたり防水塗料を塗ったりすることで、雨水が屋内に入るのを防ぐことが可能です。防水工事は、屋根や建物の寿命を延ばすためにもおすすめします。

3-1-4.断熱工事

屋根の断熱工事は、冷暖房効果を高めて光熱費を抑えるのに効果的です。また、夏場の熱中症や冬場のヒートショックを防ぐなどのメリットもあります。屋根の断熱工事は、自治体の補助金を受けてリフォームすることも可能です。居住地の自治体に補助金制度があるかどうかは、こちらを参考にしてください。

3-2.屋根のリフォーム内容の選び方

屋根のリフォーム内容を選ぶときは、優先順位を決めることが大切です。リフォーム予算に限りがある場合、優先順位の高いものから選んでいきましょう。たとえば、屋根の葺(ふ)き替えと同時に防水と断熱機能を付加したい場合など、予算を大きく上回ることがあります。業者とよく相談し、予算とのバランスを考えて決定していきましょう。

4.屋根のリフォーム工事を依頼する方法

屋根のリフォーム工事について、業者の選び方や費用相場・費用を抑えるコツなど詳しく解説します。

4-1.信頼できる業者の選び方

屋根のリフォームは、以下のポイントを満たす業者に依頼しましょう。

  • 屋根のリフォーム実績が豊富
  • 高品質な工事で定評がある
  • 見積もりは無料
  • リーズナブルで明確な料金システム
  • 希望の工期に合わせてくれる
  • スタッフの感じがいい
  • 必要以上に契約を急がない
  • アフターフォローが手厚い

4-2.屋根のリフォーム費用の相場

屋根のリフォーム費用の相場は、以下を参考にしてください。

  • 屋根塗装・雨どい修理:約40~60万円
  • カバー工法にてスレート屋根からガルバリウム鋼板屋根へ:約50~150万円

なお、実際には屋根の面積・状態・リフォーム内容によって大きく異なります。2~3社程度に見積もりをもらい、比較してみるといいでしょう。

4-3.屋根のリフォーム費用を抑えるコツ

屋根のリフォーム費用を抑えるには、以下のようなコツがあります。

  • 必要な部分だけリフォームする
  • 安い材料を使用する
  • 業者の都合のいい時期にリフォームする
  • リフォーム費用の安い業者に依頼する

ただし、安さだけを重視してリフォームすると品質が悪いなどの理由で不満を残すこと場合も多いので注意しましょう。

4-4.火災保険を適用できる場合

屋根のリフォームは、火災保険を適用できる場合があります。たとえば、火災や台風などにより屋根を損傷した場合、契約内容によってリフォーム費用が補てんされるのです。まずは、契約中の保険内容を確認し、保険会社に連絡しましょう。なお、保険会社の確認前に屋根をリフォームしてしまうと保険が下りないことがあるので注意してください。

4-5.屋根のリフォーム工事の流れ

業者における屋根のリフォーム工事は、以下のような流れで進みます。

  1. 工事内容の最終確認・直前視察
  2. 周辺を養生し、必要に応じて足場を作る
  3. 葺(ふ)き替えの場合は現在の屋根材をはがす
  4. 雨もり部分などを補修する
  5. 新しい屋根材を取りつける
  6. 塗装が必要な場合は行い、乾かす
  7. 最終確認・チェックを業者と依頼者で行って完了

5.屋根のリフォーム工事に関するよくある質問

最後に、屋根のリフォーム工事に関するよくある質問に回答します。それぞれ参考にし、役立ててください。

Q.屋根のリフォーム工事は雨天でもやってもらえる?
A.基本的には、雨天時に工事は行いません。雨水が屋根の内部にしみてしまったり塗料が乾かなかったりするからです。屋根のリフォーム工事の依頼は、雨が降った場合も考え、日程に余裕を見ておきましょう。

Q.「キャンペーンで屋根の無料診断をしている」と業者に言われたのですが?
A.電話や訪問などによる勧誘の場合は、注意しましょう。悪質業者の多くは、「屋根の無料診断」を提示して最終的に高額な契約を取るために近づいてくるものです。悪質業者と契約すると、高額な費用の割には品質が悪かったりアフターフォローがなかったりなど不満を残すことになるので契約してはいけません。

Q.屋根の塗装の色合いが気に入らない場合は?
A.まずは、業者に連絡してみましょう。ただし、業者が提示した色見本は、あくまでも見本であるため、実際に塗ったときの印象が微妙に異なるものです。業者からも、光の当たり具合や下地との兼ね合いから色見本とまったく同じにはならないとの説明を受けていることでしょう。明らかに業者が色指定を間違っていなければ、やり直す費用は自己負担になります。

Q.屋根のリフォームをしたばかりなのに雨漏りするのですが?
A.業者の落ち度である可能性があります。すぐに現状を伝え、点検・やり直し工事をしてもらいましょう。雨漏り部分の画像撮影をしておくと、業者に連絡する際に何かと役に立つのでおすすめです。なお、業者に責任がある場合は、無料修理となるので安心してください。

Q.屋根のリフォームは何年ごとに行えばいい?
A.屋根のリフォームは、耐用年数を迎えるよりも前に行うことをおすすめします。屋根は、経年などにより徐々に劣化が進んでいるものです。耐用年数を迎えた屋根は、特に問題がなさそうに見えても業者にチェックを依頼し、必要に応じてリフォームしてください。

まとめ

今回は、屋根のリフォーム工事について詳しく解説しました。屋根は、紫外線や風雨の影響を受けやすく、徐々に劣化が進みます。前回の工事から10年以上経過した屋根は、寿命を迎えていると考え、業者にチェックしてもらうといいでしょう。なお、屋根のリフォーム工事は信頼できる業者とよく相談して内容を決めることをおすすめします。予算や仕上がりイメージだけでなく、それぞれのメリット・デメリットを理解し、選ぶといいでしょう。