ここに注目! 新築の引渡しを行う前に注意点を確認しよう。

一軒家、新築が完成したらいよいよ引越しですが、その前に新築の引渡しがあります。
すべての工事が完了したうえで、施工した者から購入者に受け渡すことをさすのが“引渡し”となります。
引渡しの時点で建築に必要な費用をすべて支払い、契約が完了ということになるのです。
しかし、この引渡しによるトラブルが相次いでいます。まだ工事を完了させていないのに引渡しをすることでトラブルが続出しているようですが、これにはさまざまな原因が挙げられます。
引越しを急いでいるから、工事の遅延などです。
トラブルにならないために事前に新築の引渡しについて注意点を把握しておきましょう。

引渡しまえに行う“内覧会”に注目!

引渡しを行うまえに必ず“内覧会”というものが開かれます。
内覧会とは実際にその住居に住む家主がきちんと工事されているのかどうかチェックする大事なポイントです。
購入者検査とも呼ばれています。
実際に家主となる人が直接新築を自分の目で確認することができるチャンスなのでしっかり確認しておかなければなりません。
契約通りにつくられているかどうか、外壁や床、床下・屋根裏のチェック、金具はきちんと留められているか確認するべきところはたくさんあります。
とくに注意してほしいことは床下の断熱材です。
新築でも床下の断熱材が外れてしまっていることがよくあります。
これが後にトラブルとなり、建築業者や建築メーカーと争ってしまうことになるのです。
内覧会で確認すべきところは細かく確認しておきましょう。

必要な書類・支払い金額に間違いがないかどうか

引渡しのときは支払わなければならない契約金をすべて支払わなければなりません。
そこでぜひチェックしておいてほしいことが“支払い金額の確認”です。追加料金が発生している場合はとくに注意しておかなければなりません。
もしかすると身に覚えのない金額が提示されている場合があります。
悪徳業者は最後の最後までお金をもぎとろうとするので注意してください。
記載されている書類に誤りがないかどうかしっかり確認していきましょう。
そして、必要な書類がきちんと揃っているかどうかも重要ポイントです。
引渡しの際に必要な書類がなければ後でまた請求しなければなりません。書類は大事な証拠となるので大切に保管しておきましょう。

施工から引渡しまでスケジュールをきちんと立てておく

スケジュールが曖昧だったせいで引渡しの際にトラブルになってしまうことが多々あります。
施工にどのくらいかかるのか、引越しスケジュールもあるので施工から引渡しまでのスケジュールはきちんと建築会社や業者と確認して定期的に相談していかなければなりません。
とくに引越しが増える3月~4月、9月辺りは早く引越ししたいという焦りから施工を早く終わらせてくれないかと頼む人もいます。
それではきちんと施工を行うことはできませんし、欠陥が目立つことになるでしょう。
自分勝手にならないためにもスケジュールをしっかり立てておきましょう。

まとめ

新築の引渡しで注意しておきたいことはたくさんあります。
とくに注意してほしいのは、「内覧会」です。
内覧会は自分で新築を引き渡し前に確認することができるのでしっかり確認しておかなければなりません。
内覧会だけでなく、必要な書類・支払い金額に間違いがないかどうか、施工から引渡しまできちんとスケジュールをたてておくことも注意点となっています。