
必見! ベランダのリフォームを検討する際に知っておくべき4つのこと
「ベランダをリフォームしてもっと快適に使いたい」「どのようにリフォームすればよいのか分からない」という人は多いと思います。ベランダは室内に比べてリフォームの優先順位が低くなりがちです。しかし、「第2のリビング」とも呼ばれていることから、デザイン性も使い勝手もよいベランダを作り出すことで、生活がより快適なものになるのではないでしょうか。この記事では、ベランダのリフォームの種類やプラン例、リフォーム工事の流れなどを詳しくご紹介します。
この記事を読むことで、ベランダのリフォームについて分かるはずです。リフォームすべきか、どんなリフォームが必要か、迷っている人はぜひ参考にしてください。
1.ベランダのリフォームはなぜ必要なのか?
ベランダのリフォームをすべき場合や、リフォームするメリットなどをまとめました。
1-1.目的に合わせてリフォームの種類を選ぶ
ベランダのリフォームをする際は、「どんなベランダにしたいか」という目的に合わせてリフォームの種類を選ぶ必要があるでしょう。ベランダのリフォームには、以下のような種類があります。
1-1-1.サビ止め塗装で見た目も新しく
ベランダの鉄部にサビ止め塗装を施すことで、見た目も新しくなり、新たなサビの発生を防ぐことができます。サビを放置していると鉄部の素材自体が劣化してしまい、安全性も低下してしまうのです。リフォーム工事では、発生しているサビを取り除き、防サビ塗料を塗布する作業が行われます。
1-1-2.防水加工を施して劣化を防ぐ
ベランダの床や壁に防水加工を施すリフォームによって、雨漏りなどの劣化を防ぐことが可能です。防水性ポリエステル樹脂と防水用ガラスマットで防水層を作る「FRP工法」と、ウレタン樹脂系の防水塗装を塗布する「ウレタン防水工法」があります。
1-1-3.ベランダをサンルームにして使い勝手をよくする
ガラス張りの壁や天井を取り付け、サンルームにすることで、より使い勝手のよいベランダになります。天候に左右されず洗濯物を干すことができるため、外出時の急な雨にも慌てることはなくなるでしょう。そのほかにも、サンルーム内で家庭菜園などを楽しむことができます。
1-1-4.ウッドスタイルでおしゃれに
「ベランダをおしゃれにしたい」という人におすすめなのが、ウッドスタイルにする方法です。市販の木板を自分で敷き詰めることも可能ですが、複雑な形のベランダは業者に依頼したほうが確実でしょう。
1-1-5.増設によって使い勝手をよくする
ベランダを増設することで、使い勝手をよりよくする方法もあります。ベランダの面積が増えれば、使い道の幅も広がるでしょう。
1-2.劣化や使い勝手の悪さが気になったらリフォームを
ベランダのリフォームを検討すべきなのは、劣化や使い勝手の悪さが気になったときなどです。たとえば、床や壁に塗料のはがれやひび割れが発生している、鉄部のサビが広がってきたなどの劣化は、放置しておくとベランダ自体の寿命を縮めてしまうことになります。また、現在のベランダではサイズが小さいなど、使い勝手の悪さを感じる場合にも、リフォームを検討すべきでしょう。
1-3.「安全性と使い勝手のよいベランダになる」というメリット
ベランダをリフォームするメリットは、「安全性にすぐれた、使い勝手のよいベランダを手に入れることができる」ということでしょう。ベランダの劣化を放置しておくと、大変危険です。腐食やサビなどを防ぐためには、定期的なリフォームが必要になります。また、機能性を高めるリフォームをすることで、今までより使い勝手や利便性のよいベランダを手に入れることができるでしょう。
1-4.防犯面の注意も必要
ベランダをリフォームするにあたって、防犯面の注意も必要です。侵入者の入り口として狙われやすい場所であるため、見通しの悪いベランダにならないよう気をつけましょう。特に上階のベランダは、透け感のある素材のフェンスを取り付けるなどして見通しをよくすることをおすすめします。
2.ベランダリフォームのプラン例を紹介
ベランダリフォームのプラン例やリフォームの種類別費用についてご紹介します。
2-1.こんな例も!ベランダリフォームのプラン例
ベランダリフォームのプラン例をいくつかご紹介しましょう。
2-1-1.床にリフォーム用タイルを敷き詰めておしゃれに
既存のベランダの床にリフォーム用タイルを敷き詰めるだけで、好みの空間を作り出すことができます。予算やマンションの制約などの問題で大がかりなリフォームができない場合におすすめです。
2-1-2.使っていないベランダをサンルームに
ベランダが複数ある家の場合、使っていないベランダをサンルームにリフォームする方法もあります。サンルームにすることで使い道の幅が一気に広がるため、活動スペースを拡大することができるでしょう。
2-1-3.室内とのつながりを重視してくつろぎスペースに
リビングやダイニングと一体化させることで、「もう一つのリビング」としてベランダを活用するプランも人気です。室内と屋外のつなぎ目をフラットにし、段差をなくします。床材をウッドデッキタイプにし、椅子とテーブルを設置すれば、お茶を飲んだりガーデニングを楽しんだりする空間として活用できるでしょう。
2-2.リフォームの種類別費用
ベランダリフォームの種類別費用について、相場をまとめました。
- 防水塗装:10万円前後
- 手すりの設置やフェンス交換:5~20万円
- サビ止め塗装:8~15万円
- ウッドデッキ設置:25万円前後
- サンルーム取り付け:40~70万円
- 屋根の取り付け:20~30万円
- 増築:50~100万円
3.ベランダのリフォーム工事について
ベランダのリフォーム工事について、工事の流れや必要な日数、業者選びのポイントなどをご紹介します。
3-1.まずは無料見積もりを依頼
ベランダのリフォーム工事を依頼する際は、まず業者に無料見積もりを依頼しましょう。見積もりの内容に納得できたら、実際の現場を見てもらった上で正式見積もりを出してもらい、契約という流れになるのが一般的です。その後、作業日程を決定し、実際の作業開始となります。
3-2.日数はリフォーム内容によって異なる
リフォーム工事にかかる日数は、リフォームの内容や規模によって変わってきます。手すりの交換や防水工事だけであれば、1日で完了する場合がほとんどでしょう。ベランダをサンルームにリフォームする場合、工事期間は2~3日ほどかかるのが一般的です。
3-3.安く抑えたいなら業者を比較して選ぶ
リフォーム工事の費用を少しでも安く抑えるためには、事前に複数の業者へ無料見積もりを依頼し、比較して選ぶことをおすすめします。そうすることで、大まかな相場を把握することもできるでしょう。
3-4.業者選びは慎重に
リフォーム業者を選ぶ際には、以下のポイントを参考にして慎重に行ってください。
- 豊富な実績があるか
- 料金体系が分かりやすいか
- 無料見積もりを受け付けているか
- 提案力や技術力があるか
- 質問に対して丁寧に答えてくれるか
- アフターフォローが充実しているか
- スピーディーな対応をしてくれるか
3-5.悪徳業者に注意!
リフォーム業者の中には悪質な営業をしているところもあるため、注意が必要です。実際に、「見積もりにはない高額な追加料金を請求された」「ずさんな工事をされた」という例も数多く報告されています。そういった業者を選ばないためにも、業者選びは十分慎重に行ってください。
4.ベランダのリフォームに関するよくある質問
「ベランダのリフォームについて知りたい」という人が感じる疑問とその回答をまとめました。
Q.ベランダとバルコニーの違いは何ですか?
A.基本的に、屋根のあるものがベランダで、屋根のないものがバルコニーと呼ばれます。
Q.ベランダの床をウッドタイル素材にしたいのですが、どんなものを選べばよいですか?
A.腐りにくく耐久性にすぐれた天然木、もしくは人口樹脂製のものを選ぶとよいでしょう。
Q.ベランダを増築する場合、建築基準法に違反することはありませんか?
A.その可能性はあるでしょう。ベランダの増築は、建築基準法に基づいて建ぺい率の制限下で行わなければなりません。事前にリフォーム業者に確認しておきましょう。
Q.悪質なリフォーム業者の特徴を教えてください。
A.突然飛び込みで訪問してきて不安をあおり、リフォームをすすめてくるような業者には注意が必要です。また、見積書の内容に不明確な項目が多い業者、営業スタッフの態度が悪い業者も、利用しないことをおすすめします。
Q.リフォーム業者との間でトラブルになってしまった場合は、どうすればよいでしょうか?
A.契約した日から8日以内であれば、クーリングオフが可能です。クーリングオフができない場合は、国民生活センターに相談することをおすすめします。適切な対処法をアドバイスしてもらえるはずです。
まとめ
いかがでしたか? ベランダのリフォームについて、種類やプラン例、業者の選び方などをまとめてご紹介しました。安全で使い勝手のよいベランダにするためには、定期的にリフォームを検討する必要があります。「どんな目的でリフォームしたいのか」を明確にした上で、信頼のおけるリフォーム業者に依頼することが大切です。ぜひこの記事を参考にして、ベランダのリフォームをスムーズにすすめてください。